●ハーモニー 伊藤計劃(早川書房)
21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する゛ユートピア゛。そんな社会に3人の少女は餓死することを選択したーーそれから13年、死ねなかった少女・トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女ミャハを見る。
こんな内容の本でしたが、今まで読んだ小説の中でも一番難しかったです。でもこういう小説も読み終わったら、面白かったです。この本は、朝日中高生新聞に掲載されたものです。
