クラシックが好きなアラサーOL、あすかです。
最近は、ピアノや音楽との付き合い方についていろいろと考えています。
私は4歳か5歳頃からピアノを始めて、大学受験の頃までは続けて習っていたのですが
中学入学、もしくは高校入学で辞めてしまう友人も多かったなぁと思います。
特に難しいんだろうなあと思うのが、他の習い事(塾も含む)や部活との両立。学校の勉強は一旦置いておくとして……
私自身はバスケ部に所属して、水曜以外は毎日練習、塾には通わず進研ゼミで自宅学習、習い事はピアノのみ、という生活でした。
中学は部活の時間も短かったので、部活後にピアノ練習していたような気がするのですが
部活を遅くまでやっている私立の強豪校や、部活の後に塾に行ったりしている子は……ピアノを弾くのが難しいんだろうなぁ……。
さらに通学も時間がかかったり、部活の終わりも遅くなるであろう高校。バイトもしたいかもしれない。
私が通っていた高校は「個性を大事に」がコンセプトの単位制高校だったので、施設がある程度充実していて、ピアノの練習室もありました。
バスケ部に入っていましたが、朝練のさらに前に練習室に通ったり
授業の空き時間に練習室で練習したり、夜に自宅で電子ピアノを弾いたりして、なんとか両立していたのですが
普通はこうは行かないよなぁ……と常々思います。
ベネッセが出している、学校外教育活動(いわゆる習い事)に関する調査を見てみました。
(第3回 学校外教育活動に関する調査 2017
教育情報サイトより:https://benesse.jp/kyouiku/201712/20171201-1.html)
芸術活動にかける費用の少なさ……
とはいえ、全員が楽器やバレエや絵を習うわけではないですからね……。これはしょうがないのかも。
ただし、気になったのが
小学生で楽器の練習・レッスンを行っているのは
2009年は24.3%なのに対して、2017年は20.7%。
この下がり幅は大きい…。
これは楽器に限らずバレエや絵画など芸術活動全体で実施率が下がっていました。
ベネッセのまとめではこんな記述に↓
"すべての学年では、2009年に比べ、学校外教育活動にかけている費用が減少していることがわかりました。実は細かくみると、とくに芸術活動に支出する費用が減っていることが明らかになりました。"
「今の子はいろんな習い事で忙しい…」と勝手に想像していたけれど、そういうことでもないのかもしれません。。
そしてそして、このグラフ。
音楽や芸術より、子どもにもっと勉強をしてほしい!と思う親御さんの割合を表したものです。
2009年→2013年→2017年で、全ての年代でアップ。
幼児に対しての考えでここまで数字が変わっているとは、正直驚きました。
個人的に音楽を続けてきた身としてはさみしいです・・・(T_T)
なお、「スポーツや運動よりももっと勉強をしてほしい」の設問に対しては
幼児 14.4%→27.4%。芸術ほど数値は大きくないですが、それでも4分の1以上の方がそう思っているようです。。
子どもたちが音楽に関わることって、思っている以上にハードルが高いのかもしれません……
寂しいなぁ、と思いながらも
そこを考えるよりも、大人になって初めて楽器に触るという方を増やす方が現実的なんだろうなあ。
自らの意思で始められる分、きっと楽しく長く、音楽と付き合えるはず……
音楽との上手な付き合い方、永遠のテーマです(*´-`)