といっても色気も洒落気も何もない話。松原です。
用事があってとあるビルへ。
エントランスを入ると一人の杖をついた老紳士が。
「どなた?」
「○○に用事がありまして」
「あそう。私はこのビルのオーナーです」
「あ、初めまして、松原と申します」
「ここにはよく来るの?」「はい、○○に用事があるので」
「そうですか、ここでお会いしたのも何かの縁、ちょっといらっしゃい」
「はぁ…」
「このビルは昔病院で、私は医者です。この一階はまだ片付けてないので当時のままです」
と話し掛けられながら、待合室、診察室、手術室等を案内された。
他にも80才という事、医者の家系、戦争の事、息子さんは歯科医等々、何故か色々聞かされた。
応接室みたいな部屋に案内された。所狭しと本が沢山あった。
「あなた本は読みますか。好きなだけ持っていきなさい」
お言葉に甘えて三冊頂きました。
「来たときはいつでも寄りなさい」
「はい、ありがとうございます」
ん~~~、何だったんだろう。
何か妙な出会い、一時を過ごしました。