ファミコン版「麻雀」をしていたら…
れっ...人和!?
まさかの人和を和了られました。こいつぁびっくりだあね。
でも、人和って何?ローカル役満にはあまり詳しくないので分からないヨ...
という訳で調べてみました。
1.人和について知るまえに
人和について解説する前に、ある二つの役満を知っておく必要があります。それは、「天和」と「地和」です。
天和(テンホー)は「配牌の時点で和了る」というもので、ツモらず一枚捨てる前提で14枚配られる親(東家)しか和了れない役満です。
一方、地和(チーホー)は「配牌時に聴牌しており、自分の最初のツモ牌で和了る」という、配牌が13枚である子が前提の役満です。
これらは、特定の牌姿があるわけではなくあくまで「和了の形」に意味があるタイプの役で、人和もこれに該当します。
2.人和とは?
人和(レンホー)とは、「配牌時に聴牌しており、自分がツモる前にロン和了する」という役満です。配牌時に聴牌という点では地和と同じですが、ロン和了である点が違います。
ダブルリーチ:配牌時の聴牌でリーチして成立する役(2飜)。一巡以内で和了れば一発(1飜)と複合し実質3飜になる。海底/河底と複合する場合は、ルールによっては役満になる。
図示するとこんな感じです。親は他家が捨牌する前に第一ツモ(配牌)が来るので人和で和了ることはできません。
3.採用状況
さて、人和はローカル役です。上に役満と書いた通り、確かに人和を採用しているルールでは役満扱いのことが多いですが、そもそも採用していないルールが多いです。ファミコン版「麻雀」ではローカル役の採用が多いので和了れますが、プロリーグやネット麻雀ソフトでは採用されていなかったり満貫扱いだったり、ローカル役の現実は所詮こんなものなのです。
「選択可」とは、ローカル役採用/不採用を切り替えられる、ということ。採用する場合どちらも役満扱い
4.歴史
人和は、もともと中国は寧波で行われる麻雀の役で、それは局最後の牌をロン和了した際に与えられる一飜役だったそうな。日本に麻雀が伝来するころ、主流として伝わったのはこの寧波の麻雀でした。しかしそのとき人和は伝わらず、河底撈魚(ホーテーラオユイ)として日本で独自に創作されることになりました。
後々になって人和が伝わったころには人和の本来の立ち位置にはすでに河底撈魚がおり、「人和」という名前もすでに「天和・地和に対して人和もあるはずだ」と創作されて、現在の地和にあたる役(子のツモによる和了)と、子の最初の打牌に対するロン和了に与える役として使っていました。地和が現在の形になるにつれて、「天和と地和がツモなら人和はロン」という考えが普及。「子の最初の打牌に対するロン和了に与える役」の方になりました...が。「3人の打牌を対象とできる親が有利すぎる」ということで、親に対するロンのみに縛ったりもしました。こんなに変更を重ねているものですからもうルールは団体によっててんでんバラバラ。今はあのカオスな時代は過ぎ、現在広く使用される「自分の初ヅモ前にロン和了」に落ち着いたものの、まだ完全に固定されてはいない状態です。だからローカル扱いなんですね。
5.まとめ
人和は「配牌時に聴牌しており、自分がツモる前にロン和了する」が成立条件として一般的です。しっかりルールを確認してから和了りましょう。
出典


