私が辞めた職場は、販売業でした。
約9割が女性のお客様で、幅広い年齢層の方々がいらっしゃいました。
そんな中、ある女性のお客様で、年齢は40代後半くらいかな?
そう頻繁ではないですが来店される方がいらっしゃいました。
初めて来店されたのは、確か一昨年の夏くらいでした。
キャミソールにミニスカート、高いヒールのサンダル姿でした。
私がなぜその方を覚えているのか。
それは、格好ではなく、腕にリストカットの痕が沢山あったからです。
私にも、痕があります。
己との死闘を繰り広げ、自分に打ち勝った勲章。
少なくとも、私はそう思うようにしています。
それくらい、辛かった。地獄でした。
私と同じではなくても、その方ももしかしたら
何らかの生きづらさを抱えて生きてきてるのかも知れない。
そう思いました。