ロシアが、ウクライナ東部との国境付近に集結させた軍の撤退を進めている。ウクライナ大統領選でポロシェンコ元外相(48)が当選を決めたことを受け、対話姿勢を見せ始めたといえそうだ。クリミア半島の併合問題などを巡り、激しく対立してきた両国関係は、今後どうなるのか。
ロシアのプーチン大統領は29日現在、ウクライナ大統領選の結果について沈黙を守っている。ウシャコフ大統領補佐官は、態 ナイキ SB 表明は最終的な開票結果が確定した後になるという見方を示した。ただ、プーチン氏は選挙前に「選挙結果を尊重する」と話しており、ポロシェンコ氏の当選を認めるとみられる。
ウクライナ国境近くのロシア軍の撤退も、ウクライナに侵攻したり、分裂を促したりしないというメッセージとみられる。AP通信は30日、約4万人いたロシア軍が数千人を残して撤退したとの米国防総省高官の見方を伝えた。米国のヘーゲル国防長官も同日、「前向きな動きだ」とした。
プーチン氏は、ウクライナ東部の「親ロシア派」武装勢力と距離を置いているとの見方もある。政治評論家のマカルキン氏は「(独立を宣言した)ウクライナのドネツクやルガンスクにあるのは赤字企業や古い炭鉱。(ウクライナより高い)ロシアの年金を当て込む退職者も多い。併合したらロシアは国際的に孤立するだけでなく、経済的な重荷を背負う」と指摘する。