子供の頃に好きだったものは、大人になってもずっと好きですよね。
多少、形を変えながら。
それは、私にとっては母のドレッサーの引き出し。
夕焼けに染まった赤い部屋。
引き出しを開けると、ほんのりとお化粧品のいい香り。
色とりどりのメイクパレットと、その道具。
その横には、お菓子の箱に入ったアクセサリー。
お母さんの臭いのする、宝ばこ。
「 さわったらダメょ 」と言われるからこそ
そ~っと開けては覗いて見たものでした。
少し大きくなると、自分でも身近なモノでアクセサリーを作りました。
つんできたお花で髪飾り。折り紙でリボン。
妹の髪につけてあげるのが大好きでした。
輪ゴムやビーズ、スパンコールを指輪やネックレスにしたり。
私ににとってはそれら全てが、きらきら光る魔法の宝石でした。
今、アクセサリーを作りたいと思う気持ちは
きっとここから来てるんだろうなぁ。