クララのパリ時代のブログ -4ページ目

クララのパリ時代のブログ

いろいろあった。

誰かのレッスン中、



ユカン「(小声)ね、クララ、あいつに 我爱你って言ってみてよ(笑)」



は?何言ってんの?やだよ。それをする意味がわかんないし(笑)



ユカン「いいから言ってみてってば!(笑)」



やだって言ってんでしょ!(笑)



先生「ん?どうした~?」



せんせー、なんかユカンがぁ、私に彼(ルイ)に向かって中国語で「愛してる」って言ってみろってしつこいんですー。



クラス全員大笑い。



ユカン「へへへ(笑)」



ルイ「えー、ボクそんなこと言われたら真っ赤になっちゃうよ(^^;」



あ、なるほど。それがユカンの狙いか。もう!ただの悪ガキなんだから!




で、その授業の後、私とユカン兄ちゃんとルイとルイの友達くんと食事に行きました。


いつもフォー屋さん♪



ルイとルイの友達はまだあまりフランス語が喋れないから、ユカン兄ちゃんがほとんど訳してくれました。


この日もルイくんは私への褒め言葉を欠かしません。



ユカン「彼がね、クララは目がすごく美しいよね。って言ってるよ。」



あら、ありがとう。うれしいなあ。



ユカン「だーって、僕の妹だからね!あはははは!」



え?何?親切に通訳してると見せかけて妹自慢?妹自慢のついでに自分自慢?


さすがお兄ちゃん。さすが王子。



フォーを食べながら「好吃(ハオチー)」の発音をユカンとルイから習いました。



ユカン「彼は北京なまり(笑)」



そんなに違うもの?喋ってみて。


・・・あ、イントネーションがかなり違うー。おもしろーい。同じマンダリン喋っても違ってくるんだなー。


例えるならば、関西人が標準語喋ってるみたいなイントネーションの違い。



おいしくフォーを頂いて、おなかいっぱい。いつも食べきれない。。。



駅までの帰り道。


前にルイとルイの友達、後ろに私とユカン兄ちゃん。




ユカン「ところでクララ・・・彼の名前はなんだ。」




は?ルイのこと!?


お兄ちゃんってば、中国人同士なのに名前も知らずに食事に誘って、今まで通訳までしてたのかね!?



おもしろすぎる!さすが私の兄!









先週の土曜日は雪だったんだよね。

私はレッスンじゃないけど、見学と譜めくりでがんばって学校に行きました。


メトロで学校の最寄りの駅についたところで


「クララ!クララ!」


え?あ、ユカン。同じメトロだったんだね。

あれ!?なにやってんの!?ユカンの授業2時からじゃん!もう2時20分だよ!


「わかってるよ!雪のせいで家の近くのバスが全然来なかったんだ!先生からも電話きちゃった!」


きゃー!走ろう!・・・いや、私は走る必要ないんだけど、とにかく走ろう!


駅の階段をきゃーきゃー言いながら駆け上がる。


・・・あれ?デジャヴ?


2年前も・・・ソルフェージュの授業に遅れそうになって、ユカンとこの階段を駆け上がった。。。


・・・成長してない。。。


学校についてさらに階段!階段!


「ツカレル。。。(←日本語でつかれたと言いたいらしい)」


お兄ちゃん!がんばって!


「オニイチャン、ツカレル・・・はあはあ。(←お兄ちゃんつかれたと言いたいらしい)」


大遅刻です。



ユカン兄ちゃんはレッスンが終わると、次は隣のクラスで室内楽の授業です。

私もちゃっかりついていって見学してます。

ユカンの前がやはりクラスメイトのリーインなので聴きたいし。

室内楽の授業っておもしろいね。

歌はピアノとだけ合わせることが多いんだけど、普段歌のレッスンでは聞かないような指導が聞ける。

自然に伴奏の方まで楽譜見るしね。


リーイン歌ってる時間、


「ねえ・・・お兄ちゃん。このきれいな飾り文字みたいのと、お花みたいなマーク、何?」


「ペダルだよ。こっちがペダルを踏む。こっちが放す。」


「おおう!・・・ほんとだ!伴奏の子、そうやってる!」


ピアノは8歳でやめちゃったから、そんなことすら知らない私。バカにせず教えてくれるお兄ちゃん。

あとで電話で母に言ったら大笑いされました。


あ、そうそう。こないだ撮った写真をユカン兄ちゃんが加工してくれました。

友達に見せると「二人は似てるねー」って言われる。

そう、なんかね。似てるの。

こんなにくっついて撮っても恋人って感じじゃなくて兄妹なの。


つまりね、お兄ちゃんが王子すぎて、私が姫すぎるの。

だからくっつくことはないんだよね~(笑)



クララのちゃんとCHANTE !


今年も新しい生徒がクラスに入ってきましたー。

その一人が中国人のルイくん。

私と同い年で、とってもいい人だ。

そう、ほんと「いい人」の代名詞みたいな人。


ルイくんは週に一回授業で私に会う度に「クララはきれいだね」と言ってくれる。

でもそれが全然いやらしくない言い方なのよ。口説こうって感じじゃないの。

まるで「星がきれい、花がきれい」と言う時みたいな、さわやかな言い方なんだよね。

あれはにじみ出る育ちの良さと教養だね。


だって27歳の男の子が


「わぁクララ、今日もきれいだね。髪に花をつけて、カルメンのようだよ。」


って、にっこりさわやかに言うのよ。きっとお父さんがお母さんにいつもそういうこと言ってるんだろうな。


こっちもさわやかに「ありがとう」って言えるよ。


こんなことが言えるくせに、たぶんこっちがちょっと艶っぽいこと言ったら、真っ赤になっちゃいそうな純朴な青年です。


が、このルイくん。歌がめちゃくちゃうまーーーーーーい!

あ、それはこないだのブログに書いたか。

いい声なんだよ、ほんとに。


いい友達になれると思うんだー。

こないだフォー屋さんで偶然会っちゃったのはこのルイくんです。




いつも冗談ばかり言ってる伴奏のゲンツさんだって、機嫌の悪い日はある。


そういう時は十中八九疲れているのだ。

もともと伴奏者ではなくて、ソロピアニストとしてコンサートしてお金稼いでる人だからね。

時には作曲もして、オーケストラの分まで書いてる時もあるからね。

大きなコンサート前は夜中まで楽譜書いてるからくたくたみたい。


そんな機嫌の悪い日は、若干性格悪い。


はー、わかるんだよね、すでにレッスン前から。「あ、やばいなー今日。」って。

本人は出してるつもりないんだと思うんだけど、表現系のアーティストだからさ、出ちゃうのよ、思いっきり。


レッスン中、


ダメ出しをもらうためピアノの横に来たら、まあダメ出ししてくれるんだけど、私がわかんない言葉があったのよ。

え?なに?よくわかんない。何回言ってくれてもわかんないよ。


「・・・・君、フランス語話せるよね?」



カチーーーーーーーン!


あんたの説明が悪いんだよ!

あんたの方がフランス語できるんだから!


わかってる・・・悪気はないのよね。疲れてるだけで。

ここで負けちゃいけないのです。レッスン中に気持ちが負けたら歌手は歌えなくなるからね。



「それから、音がずれてるのが多い。全部全部ちがう。」


はいはい、わかりました。でもさ、


それ、私が歌ってる時にいちいち言ってくれない!?

あとで言われてもどれだかわかんないじゃない!


ここで先生が割って入る。


「わかったよ、クララ。いちいち言うからね!」


先生、私の勢いに若干ビビる。


で、どっからやるの?Qua から?一つ目の?二つ目の?


ゲンツ「一つ目から」


歌ってみる。


ん?違うじゃん、今の音はどう聞いても二つ目じゃん!


ゲンツ「ああ・・・。セ・パ・グラーブ(たいしたこっちゃない)」



カッチーーーーーーーーン!!



一言謝れよ!(心の声)


(注:普段なら彼は謝ります)



クララ「セ・グラーブ!(たいしたことよ!!)」



ここで負けたら気持ちが負けるからね。


先生、険悪な雰囲気に若干ひく。



レッスン終了。

次の生徒の発声が始まる。



ゲンツ「クララちゃん、ちょっと下に行ってコーヒー飲まない?」


うん、いいよー。



大丈夫です、先生。二人は全くいつも通りです。







昨日はなんと担がれて帰ってきました(笑)


いやー、お酒で人様のお世話になるような失敗をしたのはNY以来、5年ぶりじゃないでしょうか。

昨日はパフォーマンスに出演しまして、その後打ち上げには出ずに、違うパーティーに行ったのですが、


公演後の役者というのは興奮しているものでしょ、

おなかがすいてるものでしょ、

そこにぐぐいとアルコールが入れば、

誰も勧めてないのに興奮に任せてぐいぐいいけば・・・


撃沈ですよ。


ははは。


すごい量は飲んでないはずなんですけどねー。ペースの問題です。

気をつけます。



で、日曜の今日はうだうだしてました。


お洗濯して、またうだうだ。

ご飯食べて、またうだうだ。

そらをからかいながら、うだうだうだ。


夕方テレビをつけたらフィギュアスケートやってました。


そうだ、フォーを食べに行こう。


フォーって、ベトナムの麺です。

いつもユカンが連れて行ってくれるフォー屋さんがおいしいので、わざわざバスに乗って中華街へ。


ちょっと迷いましたが見つけました。日曜も開店。

中に入ると「ニイハオー!なんたらかんたら~」と中国語の洗礼。あ、ごめんおばちゃん、わかんない(笑)


いつものを頼んだら3分で来た。これ、他のテーブルに出す分じゃないの?(笑)


フォーうまい。麺は平べったい透明なうどんみたいで、スープもうどんのスープみたい味。


すごい量のフォーと格闘すること10分。ふと入口を見ると、なんとクラスメイトが。


「ルイーーーーー!!」


「あれー!クララー!」


ルイは今年からうちのクラスに留学してきたバリトン中国人。5年生ですが、先生にも「これは6年生の声だよ。」と言われるほどの美声。うちの学校は、留学生は実際より一学年下に入れられることが多いからね。

毎週のレッスンで、私が美声を楽しみにする生徒がまた一人増えました。わーい。

ルイはフランス語がまだイマイチだからお話するの難しいけど、とても素直で謙虚でいい人なのはわかる(笑)


ルイと一緒に入ってきたのは他のクラスのソプラノちゃん。こないだリリーの誕生会でお話した子だ。

学校でも顔は見たことあったしね。あれ、お二人はどういうご関係で??


「中国でクラスメイトだったんだよ。5年来の友達。付き合ってはいませんから(笑)」


そうなんだー。

なんと、この女の子、英語がぺらぺらということが発覚。ネイティブみたいな発音なの。どこで習ったの?


「小さい時、英語習ってたのよ。もちろん中国でね。最近はフランス語と混じっちゃうのがいけないところ(^^;」


英才教育されたんだなー。ご両親、気合い入ってるなー。


「ところで、クララ、一人で食べにきたの?」とルイ。


うん(笑)え、そんな驚かなくても。


「ただ食べるためにわざわざ一人で外出!?あなたってとてもロマンチックね。」とソプラノちゃん(名前忘れた)


・・・日曜の夜に一人でフォー屋に来る女の、どこを指したらロマンチックになるの?謎すぎる。

日本の皆さんのためにわかりやすく言うと、イメージとしては、町の中華食堂に一人で夕飯食べに来た女子・・・みたいな感じです。お一人様なんて、店内見渡しても私しかいなかったし。


おいしかったー。

おばちゃん、お勘定ー。


駅までの帰り道、ルイが


「ボクさー、クララの歌声好きなんだ。すごく心地いいんだよね。」


え?心地いい?comfortable?へ?へ?comfortable?

思わず何度も確認してしまいましたが。


「そうだよ、聞いてて心地いいの。君は歌の中でとても自由なんだもの。」


へー、そう聞こえるんだぁ。歌ってる私自身はわからんけど。


「えーわかってるはずだよ、クララは。」


わかんないってばー。こちとら必死だよ。すぐ音ずれるし(笑)

まあルイみたいな上手い人にそう言ってもらうのはうれしいけどさ。私もルイの歌声好きー。


ルイは中国人にしては珍しく、きちんとフランス語の歌も習ってきた人だ。

中国にはルイの先生みたいにフランス歌曲を専門に教える先生があまりいないらしい。

はー、また一人、いや二人、いいお友達ができたなー。


駅でルイとはバイバイして、ソプラノちゃんと一緒に腕組んでメトロに乗り込みました。

ユカンが私にいけない言葉(中国語)を教えた話とか、私も一人っ子だから中国人みたいだわねとか、話が尽きない。そういえば、一人っ子政策って、両親が共に一人っ子なら二人目もOKだというのは本当なんだって。

英語がつっかえて気持ち悪かったー!たまには英語喋らないとねー。


またねー、学校でねー。


こんな偶然なら毎日あればいいのに!