おいしい食べ物のお皿のように | 阿蘇の国のクララ

 

MRI造影剤による副作用があったママは、

「造影剤副作用カード」を持たされました。

 

これからは、

病院へ訪れる際は必ず

携帯しておかなくてはなりません。

 

※造影剤にはいくつか種類があります。

 

城山展望所

 

「ママが無事に帰ってきたってことは、

日常が戻ってきたのかな?」

 

「クーちゃん、星生山に行くよ!」

 

「パパが呼んでる...クー!」

 

阿蘇谷

 

「午後からは雨になるみたい。

それまでに下りて来なくちゃ」

 

「クー」

 

くじゅう連山

 

「ミヤマキリシマを見ようと登山客も多いかもね?」

 

「クー」

 

瀬の本高原

 

「...満車...、いっぱいだった」

 

牧ノ戸峠

 

「またいつか登ろう...」

 

「クー...」

 

6月12日(日)午前4時半...

 

「ママ、行ってきます!」

 

阿蘇パノラマライン

 

「パパ、日の出に間に合わないよ!」

 

杵島岳登山口

 

昨日の整体で、

ママは整体師の先生に伝えていました。

 

「MRI造影剤で副作用が起こってしまいました」

 

「体は健康になろうとしているのに、

異物が入ってきたから嘔吐したんでしょうね」

 

「がんは小さくなっていたんですが、

残っていました」

 

「消えてるよりいいでしょう?

良くなっていってる証拠ですよ。

消えていたら逆に怖くないですか?」

 

杵島岳

 

...人の言葉ってすごい力がある。

 

パパも先生に伝えていました。

 

「お腹の右下が痛いです」

 

「アリスパパは右脳の使い過ぎから

右の腸に痛みが出ています。

想像力やひらめきで生きてますからね。

ほとんどの人は、

計算力、論理的思考を使う左脳から、

左の腸を痛がるんですけど...」

 

人に良きものをあげられることを、

ただお上手を言うのではなく、

ほんとうにさっと、

正しいタイミングで

おいしい食べ物のお皿のように

言葉を差し出せたらな、と思います。