パンクしちゃった... | 阿蘇の国のクララ

 

10月28日(木)...

阿蘇市乙姫では、

今朝1.5℃まで下がりました。

今シーズン一番寒い朝になりました。

 

「道の駅青雲橋だ」

 

 

「おにぎりと総菜とアジ天と焼き栗...」

 

「これを持って、最奥の見立渓谷へ出発~!」

 

「ク~!」

 

傾山

 

日之影川

 

「焼き栗どうぞ♪」「クゥ♪」

 

見立渓谷は日之影町にある

紅葉の美しいことで知られる景勝地です。

この渓谷は日之影川の上流にあり、

全長約24kmにわたります。

特に美しい紅葉が見られるのは、

あけぼの荘付近です。

 

「あれ?テレビでは

紅葉が見頃だって言ってたのに...」

 

「クー...」

 

「...アリスちゃんかい...!?久しぶりだね♪

この先、時間規制の道路工事があってるよ」

 

「ちがう、クーちゃんだよ♪ありがとう!」

 

「じゃあ...」

 

「パパが、待ってる間にお弁当を食べようって」

 

「ここで、クゥ?」

 

「クー、轢かれるよ」

 

「だいじょうぶ、車来ないよ。見えてるし」

 

食べながら川の話をしました。

 

今年は釣りをしなかったね。

来年は、尾前川や日之影川で

たくさん釣りをしょうって。

 

一時間ほど時間をつぶしていると、

通れる時間になりました。

 

「美しいね」

 

今、日本の山で異変が起きています。

 

山の所有者に無断で木を伐採(ばっさい)する

盗伐(とうばつ)が各地で起きているのです。

 

日本の林業は、

この10年飛躍的な成長を遂げました。

 

戦後植林した

スギやヒノキが成熟し、

国産材の利用が進んでいるのです。

 

今年に入って輸入材が不足し、

国産材の価格が高騰する

「ウッドショック」も

追い風になっています。

 

かもしかの森

 

しかしその陰で、

伐採されたままのはげ山が放置され

土砂災害を引き起こす

一つの要因となっています。

 

国土の3分の2を森林に覆われた日本。

どうすればこの豊かな資源を生かせるのでしょうか。

 

「染まってるじゃん!」

 

「クー!」

 

「パパが傾山登山口まで行きたいんだって」

 

「クー!」

 

途中、パパは石を撥ねました...

 

それでこうなりました...。

 

日之影川源流付近もまた、

はげ山が放置されていました。

 

大好きな日之影町が危ない...。