言葉が通じてくれたら... | 阿蘇の国のクララ

 

5月16日(日)...

 

春かすみ・バラ

 

「陽が差してきた♪」

 

犬は話さない。

 

何を言っているのか、

わかりやすい犬もいます。

 

うちのクララはわかりやすいほうです。

 

「クー♪」

 

「うれしい」

「遊んで」

「おなかすいた」

「こわい」以外の、

複雑な気分も

なんとなくわかります。

「そばにいたいの」

「愛されたいの」。

 

「メー♪」

 

「虹、出るかな?」

 

アスペクタへ...

 

メタセコイア並木

 

こちらの言っていることも、

クララはたいていわかっているようです。

 

「ごはん」は確実に理解していて、

おいで、と呼ばれるのも、

「ごめん」も「OK」も

理解しているように思います。

 

しかし、わかる、

といっても、

正確にいえば、

表情やしぐさなどから

推測しているに過ぎません。

 

ぼくたちが言葉でやりとりすることは、

ぜったいにないし、

犬が何を思っているのかは、

わかりようがありません。

 

「雨が降ってきた...。温泉に行く?」

 

「うん」

 

垂玉温泉へ...

 

瀧日和

 

言葉が通じてくれたら

どんなにいいか...

 

具合が悪そうに見えるとき、

いろいろ訊けるのに...。

 

「二人で一つで良かったね...」

 

「クーちゃんにあげよう」

 

「...テレビでムツゴロウさんが、

猫は鳴き声が300くらいあるって言ってた」

 

「うちのクララはクーだけだね」

 

「クーちゃん、ワンって言ってごらん」

 

「クー...」