阿蘇の国のクララ

 

 

ママ

「ねえ、私コロナに罹っていたとき、

何を食べてた?お風呂はどうしてた?

...全く覚えていないの。

ただ、いっぱい夢を見ていて

アリスが何度も出てきてた」

 

パパ

「そばとかカレーとか卵かけご飯とか、

家にあったものを食べてたよ。

お風呂は支えながら入れてた。

重たかった...そうそう、

何度もアリスの名前を呼んでたね」

 

ママ

「それがね、アリスが鳴いてるから

近づこうとするんだけど、

さらに大きな声で鳴くから

なかなか傍に行けないの...」

 

パパ

「アリス、どうしたの?

って寝言で言ってたもんね。

それでぼくは訊いたの。

アリス?

...クララじゃないの?って」

 

クー、またアリスお姉ちゃんの話をしてる...

 

ママ

「今思えば、

生死をさまよっていたのかもしれない。

アリスは来ちゃだめって叫んでいたのかな」

 

パパ

「食欲もあったし、死にそうじゃなかったよ」

 

ママ

「チッ」

 

本当はパパは気づいてるんだ...

 

アリスお姉ちゃんが、

あの世からママを守っていることを。

 

そして、私がこの世でママを守っていることも。

 

アリスお姉ちゃん、

ママを守ってくれてありがとう。

 

私はこれからも、ここでママを守るよ。

 

それからね、

お友だちのハチミツちゃんのこと、

どうぞよろしくね。

 

時々でいいから、

ハチミツちゃんの元気な姿を

ゆみこママに見せてあげて。

 

流れ星で夜空を駆けてる姿、見せてあげて。

 

ゆみこママとイブちゃんが上を向いて歩けるよう。

 

最近、パパのブログが時々でごめんなさい。

カメラが壊れたのもあるけど、インスタしてるの...。