20回目のBPA | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

事後報告ですが、先週入院して、BPAを一回して、日曜日に退院してきました。



入院初日。


いつもどおり動脈採血、心臓エコー、レントゲン、肺血流シンチ、心電図、肺機能、6分間歩行、筋力測定をダダダダーとしました。


入院初日の6分間歩行は690mSpO292まで下がり、脈拍は124まで上がりました。76日に測ったときも690mでしたが、SpO290まで、脈拍は134までだったので、そう思うと肺と心臓の機能は上がっているように思えます。


そして、入院の翌日、記念すべき(?)20回目のBPAを行いました。


これで予定していたすべてのBPAは終わり、あとはフォローアップといって経過観察のカテ検査が、普通なら半年後に行われます。施術前の肺圧は30、施術後は32、前回の退院時で26だったので、4も上がっていました。


7月に退院してからはあまり体を動かさずにジーとしていたので、運動をして悪くなったわけではないです。だからといって、肺血管の血栓の状態が悪化したわけでもないみたいです。


思い当たることといえば、「食事」かも?


5.6月の二ヶ月間は撤退的に食事療法をしていましたが、7月に退院してからの三週間はあえて普段の食事に戻してみました。



食事療法といっても、別に減塩をしていたわけでもなく、無添加・無農薬の食材、飲み水は湧き水に切り替えていただけです。腸内環境を整えるために行っていました。


もともとこれは狭心症の知り合いの方から「心臓に良い」との情報を得て行っていたので、心機能が向上したのもうなずけます。



そして、今回のBPAですが、懸念していた造影剤のアレルギーがついに出てしまいました。



前のパターンでいうと、一回出てしまえば、次回はキツめに出てくるので、なんとか全部のBPAが終わるまでに体が耐えてくれました。ギリギリセーフで間に合って本当に良かったです。



2013年の冬にBPAを行なったときに造影剤アレルギーが出てしまい、それが原因で今年の初めまでBPAは行いませんでした。ですので、もし今年のBPAの途中でアレルギーが出てしまっていたら、また中止していただろうと思います。


BPAは先週の木曜日に行なったのですが、週末には退院予定だったので、BPAの翌日に再び六分間歩行を行いました。


普通はそういうことはしないのですが、主治医の先生が「クラン君、見た感じ元気だから大丈夫だろう」と判断されたからなのだそうです。()


今回は筋肉をあまり使わず脚の骨を動かすイメージで歩いてみました。


武術で蹴りを行うときの体の使い方なのですが、歩行するときに使ってみたらどうなるのだろう?と、ふと思いつき試してみました。


そしたら・・・・・・






なんと720mも歩けました!!




リハビリの先生が言うには、岡山医療センターで史上最高記録とのことでした。



六分間歩行をリハビリ室で行い、片道30mの直線を行ったり来たりするせいで何回も減速してしまいますが、それでもなかなかけっこうスピードが出たように思えます。


さすがにBPA後の肺動脈のダメージがある状態でそのようなことをしたので、SpO291まで下がり、脈拍は148まで上がりました。


そして、今回から少しだけ薬の内容が変更になりました。