明日の治療に向けて | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

明日は11回目のBPAの予定です。


今週は検査がたくさんありました。

カテ検査では、

平均肺動脈圧が71もあり、肺血管抵抗は1300であることがわかりました。

完璧ステージ5ですね。

もういつ血を吐いてもおかしくない状態らしいです。

そして、まだまだたくさん肺動脈に血栓が詰まっていることもわかりました。

最低でもあと6回以上はBPAをしなければならないそうです。

それを聞いたとき本当に凹みました。

今まで頑張ってきたものは何だったんだろうと思いました。


そして、これから行なわれるBPAをすべて行なったところで、

71もある平均肺動脈圧が正常値に戻る保証なんてどこにもありません。

加えて、

前々回から現れ始めた造影剤のアレルギー。

アレルギーが出れば全身に赤みと発疹を帯び、

頭から足先まで痛痒さが走ります。

非常に体力を消耗し、気力も削がれます。

アレルギーが酷くなり、ショック症状になれば、

僕の場合は一発でアウトです。

アレルギーは一度出てしまうと、

それ以降は出やすいといわれています。

ですので、

BPAのときにまたあの苦痛と闘わなければならないのかと思うと、

さらにげんなりしてしまいました。

で、

もし運良くすべてのBPAに耐えれたとしても、

再発の原因が特定できていないので、

また血栓ができてしまう可能性もあります。




本当に凹みました。

凹まないほうが不思議です。
 



でも、今は気持ちは持ち直しました。

ちょっと前までは病気に対して燃えるように闘っていましたが、

今は違います。

冷静に澄んだ気持ちで病気と向かいあっている自分がいます。

これだけ落ち着いていられるも不思議な気分です。