■ 韓国滞在記No.8 宮中飲食研究員にて その② ■ | 料理教室 Salon de LEE

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市外~県外と出張レッスンも開催中☆

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今日は、研究員でお勉強した内容をご紹介致しますね。
生徒の方々が一番楽しみにしてらっしゃる、お料理の画像です。

ですが、この間お勉強したものを撮影したのは、300枚程^^に当たるんです(>u<!!!)
朝から晩までお勉強尽くしでしたのでね。
よって全てをご紹介する事は難しいので、その中から数枚(いえ数十枚)だけアップ致します^^♪




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まずは、国の重要無形文化 朝鮮王朝 第2代機能保有者 韓福麗院長先生の講義から。

先生の手元がよく見える位置に掛ける為、毎朝早めに伺いました。





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                    毎日新鮮な素材が用意されていました。









初日はやはり、お粥の膳です。

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お粥の種類は半端じゃないんですよ。

お教室でも数品レッスンしましたね。










そして、宮廷料理と言えば代表的なものが、


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こちら、■ シンソンロ ■ですね。

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この器、我が家にもありますが、シンソンロは家庭で食卓にあげるにはあまりにも手の込んだ物です。

韓国でも大抵、宮廷料理専門店で頂くものですが、お味はね、大層薄味なんですよ^^
全ての素材のうまみをし=っかり出し切るのが大切☆

現代の人が宮廷料理を頂く時はキムチが要る!と言いますね、と院長先生もおっしゃる様に、
全てが全て、現世代の人達の嗜好にバシッ!!、とハマる物でもないんです^^

ながら、某局ドラマでの料理に対するシナリオの研究不足さに真剣にご立腹されながら語られる先生のお姿に、
心底、韓国料理, 宮廷料理をしっかり守っていかれようとされる先生の信念を感じました。








それから皆さんご存じな

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■ クジョルパン ■

こちら、元来は宮廷料理ではなく、19世紀末に両班の家で食されてた物が宮中に渡りました。
本来は夏場に向く料理。

お教室では初夏頃にレッスン致しましょうかね^^?







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言わば、おつまみです^^




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↑助手の先生のお手手^^ 宮女達がまずはこうした作業からするのは、手先の感覚を鍛える為なんですよ。 

右端は生の栗!!
そう、韓国では生のまま、栗をよく頂くんですよ、キムチにも入れますしね。
こうして綺麗~にナイフで剥くんです。(お酒のあてとしてこのままいただくんです。)
韓国では元々これは男性の仕事^m^*
最近の男性はどうでしょう(笑)








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こちらは天然の色素☆ 以前韓国のお菓子クラスでもご紹介しましたね。 こんなに沢山!!!

右はこれらを使って仕上げたミルジョンピョン。 綺麗でしょ☆








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お豆腐を使った品々^^









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これまた色合いもお味もしっかりしたメイン。









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筍を使ったひと品。  右との違いは・・・ 右は熟柿のソース。

≪大長今(チャングムの誓い)≫で幼い頃のチャングムが、
「熟柿の味がするから熟柿と答えたんです~。」、と言う名場面がありましたね。
実はあれ、シナリオ上、熟柿を強調しただけで、本来の宮廷料理には無いソース^^




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院長先生が作家さんと相談されてこの様なソースを提案されたのだそう^n^*

ちょっと笑っちゃった♪








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蛤を使ったひと品。 院長先生が監修されるレストランでの演出の数々も披露して下さいました。









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↑こちらはお教室でもお伝えしましたね^^




お教室と言えば、


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私が好きな、わかめや、つる人参を使った品々も召し上がって頂きましたよね♪








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チゲの類^^

唐辛子が韓国に渡ったのは1592年。

それ以降の料理になります。







お勉強した物はまだまだ沢山ですが、全部ご紹介しようとすると夜が明けますので^^;
この辺にして、あとは自分記録として非公開で整理しようと思います^m^





講義・デモ・実習後は、試食です^^

自分達が作った物の他にも、

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こうしたパンチャン(お惣菜)達や、 キムチ(研究員のキムチ^0^)、そして閉講日には、梨にお餅まで。
お祝いにはやっぱりお餅^^










韓先生とパシャリ^^キラキラ^^

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とある日、先生自ら出欠を取られました。
私の名前には、先生と同じ一文字が^^

そうそう付く文字ではないので、先生と一緒^^なんて思う事もある私でしたが、
私の名前を呼ばれるや否や先生が、返事をする私を眺められました。

≪ ○○の○の字ですね^^≫

『 はい、先生と同じ○です^^』と私^^♪

そして先生が一言・・・・・

嬉しかった~~☆







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テーブルのお友達とも一緒に☆






実は宮廷料理を担う無形文化財には、韓先生の他にもうひと方いらして、その先生が、

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中央の鄭吉子先生~☆

すなわち、私達は、人間国宝2方に宮廷料理を学ばせて頂く機会に恵まれたのです!!!

そして思いがけなく、私は鄭先生率いられる餅菓院で韓国のお菓子についても同時に受講する事になり、
朝昼夜お勉強浸けの日々が始まった訳であります。(その内容はまた後日^^;)






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研究員で助手を務められる若いお二方^^*  早朝から一生懸命準備されていました。 

右は、先生直の助手を務められる先生。  鄭先生お墨付きのアシストでした☆

余談^^
先生直の助手には、大学で生徒さんを指導される能力のある方々がソウル市内は勿論、遠く市外からも単発で派遣されるんですけど、
地元では一目置かれている先生方も、研究員では偉大な教授陣の前で奥ゆかしくされるそう^^(笑)







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研究員のチーム長と一緒に♪                  朗らかなホン先生と☆
  








そして、この度、とっても嬉しい再会が。。。

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ムン先生との再会~~!!!!!

開講式の日、私の顔をずっと眺められては、
≪ 前に会ったよね^^≫とお声をかけて下さったムン先生~☆

昨年、伺った際に、色んな事を親切に教えて下さったんです。
卒業生も多い中、私を覚えて下さって、本当に嬉しかった。。。
笑顔がとても素敵な先生です☆






それはそうと、後半から私が着けているエプロン^^

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研究員のもの^^

【 宮 】の字に一目ぼれして購入しましたの~^^*

お教室で宮廷料理をお教えする時は着けようかな(笑)








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こちらは同じく講義をされる院長先生の妹さん韓福善先生~。

研究員での講義は勿論、TVやラジオはじめ、メディアでも幅広くご活躍中です☆

この日は雑誌の取材が^^







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そして右端の方は韓福善先生の娘さん。

同じく料理の道、別の日に助手としていらしてました。










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講義前、院長先生が私のすぐ隣に掛けられました。

教材にサインを頂き^^、気になった調理法について質問させて頂いた私。
韓先生の下さったお答に充分な納得が出来ず、曖昧な感じをどの様に消化すべきか、咄嗟に考えていました。

そして始まった講義。

韓先生が急に普段使われない大昔のナイフを手にされながら、さっき質問があったんだけど・・・
、と話されながら、私が疑問に思っていた事を皆さんの前でわざわざ再度しっかり説明して下さったんです。
感激致しました(*^^*)







研究員での日々もあっと言う間。

遥々ブラジルはじめ、海外から受講に来た方も居ました。


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                       韓福善先生との集合写真キラキラ









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        韓福麗先生との集合卒業写真~~キラキラ キラキラ ( 韓先生の隣に私)









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修了証キラキラ

院長先生がおっしゃいました。

≪ あなた達が韓国料理の道で生きていく上で、この修了証はかけがいのない財産になる筈です。≫、と。

寒い寒い冬でしたが、無遅刻無欠席で一生懸命に学びました。

この間、自身が得て学んだ事をこれからは一人でも多くの方々へお伝え出来る様、更に精進して参りたいと思います。








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