少し前の
スーパーでの出来事。
その日は特売日で
駐車場に入る狭い道路まで渋滞していました。
売り場は人でごった返し、
思うように進めません。
レジも長蛇の列。
15分くらい並んで
ようやくレジ近くまできたときのこと。
腰がまがったおばぁさんが
「すいませんね。」
と言いながら、
列に対して垂直に進もうとしていました。
足も悪いのか、
カートに身体を預けて
よちよち歩き。
レジに並ぶ列を横切った方が
欲しいものの売り場まで近道なんだろぉな。
と思って、
少し前をあけてあげました。
そしたらおばぁさん、
そのまま列に並んじゃいました![]()
あらら・・・![]()
おばぁさんのカゴの中には
カップラーメンがひとつ入っていました。
それを見た私は
なんだか悲しくなってしまって・・・
ラーメンひとつ分のお会計くらい
良しとしよう。。
そう思った矢先、
私の後ろに並んでいた若い夫婦が
文句を言い出しました。
私に聞こえるようになのか、
おばぁさんに聞こえるようになのか、
とっても大きな声で会話をはじめました。
「ありえない。なに横入りしてんだよ。」
「皆並んでるのに、よく平気で横入りできるよねぇ。」
「あぁゆう人は、何でも譲ってもらって当たり前だと思ってんだよ。
年食ってりゃ何でも許されると思ったら大間違いだよね。」
なんだか
私が申し訳ない気持ちになってしまいました。
私が一言
「並んで下さいね。」
と言っていれば、
おばぁさんはこんな暴言を聞かずに済んだのに。
それと同時に
反省。
私はよくても
私の後ろに並んでいる人たちのコトを考えていませんでした。
中には
時間がなくて急いでいる人もいるかもしれない・・・
言い方は悪いけど
後ろの若い夫婦の方が正論なのかな。
シルバーシート等
ご老人を優待すべき場所以外では
社会のルールを守るべき・・・なのかも
おばぁさんは
若い夫婦の会話は全く気にせず
列に並んでいました。
私は
おばぁさんの小さな後ろ姿を見ながら
いたたまれず、
でも、どうすることもできずにいました。
すると
隣のレジに並んでいたおばさんが
おばぁさんの肩に手をおいて、
「最後尾はあちらですよ」
と言って
カートの向きを変えて
促しました。
「あぁ、そうなの。はい。はい。」
おばぁさんは
カップラーメンが一つ入ったカートを押しながら
よちよちと歩いていきました。
おばぁさんに声をかけてくれたおばさんは
私の母くらいの年齢で
おばぁさんを見送ったあと、
私に視線を向けると
「うんうん」と2回うなづいて
ニコッと笑ってくれました。
なんだか
その笑顔に救われました。
おばぁさんがいなくなってから
後ろの若い夫婦に
「すいませんでした」
と謝りました。
私の甘さが
人様に迷惑をかけてしまったコト、
反省しました。
私にとっても、
おばぁさんにとっても、
後ろの若夫婦にとっても
嫌な出来事になるところを、
おばさんの機転で
事なきを得ました。
あんな大人になりたいなぁ・・・
なんて思ってしまった
43歳の私でした
「停電しちゃったね。」
「あっそうなの。こっちは大丈夫だよ。」



