自分が会社を創立して規模を拡大してみたところで、所詮いつかは誰かのものになってしまう。
あるいは、長い年月をかけて一生懸命子供を育てたとしても、大人になればやがて家から出ていってしまう。
このように、いつかは自分の手からすり抜けていってしまうもの 財産、家族、友人関係 に大きな労力を傾けても、その努力がムダになる可能性は誰にでもあるのです。
ですから、自分でないものに投資するのではなく、自分自身にたまには投資してみてはいかがでしょうか。
自分自身であれば、会社や子供とは違って、一生、自分のもとから離れることはありませんから、安心して思う存分投資できます。
そうすれば、死ぬときにだって、とても気分がよくなるはずです。
「我ながらしっかり生きた」「悔いはないんだ」という気持ち。このような満足感に勝る財産はありません。
次回に続く…
「パーマなのに乾かすとウェーブが出ない感じ。どうして?」
シャンプー後の濡れた髪はウェーブが戻っているのに、
ドライヤーをかけるとなんだかダレた感じがする…
みなさん経験があるんじゃないかな?
これは髪が、
もとに戻ろうとする水素結合のちからをもっているから。
濡らすことで、
パーマでつくったS‐S結合のくせが戻るので、
ウェーブがよみがえります。
でも、特に髪質がストレートの人ほど、
まっすぐに戻ろうとするちからがあるのでウェーブが伸びやすい傾向があります。
これを防ぐのに効果的なのは、
下から待ち上げて手のひらでウェーブの形をつくり、
髪を乾かすこと。
「え、それだけ?」って思われるかな?
シャンプー後の髪にスタイリング剤で潤いを与え、下からカールを持ち上げてドライヤーをあてる…
これによって、
もとに戻ろうとする水素結合の力がなくなるんです。
どうぞ今夜からおためしあれ

「パーマ後のトリートメント。いつも家でしてるし、美容室でわざわざしなくても…」
パーマやカラーのあとは、
髪はかなりお疲れモードです。
いろんな薬剤を使うので、
髪に欠かせない脂質やタンパク質が、
どうしても不足気味になります。
不足した分をきっちり補ってあげることがダメージ防止への近道。
もちろん自宅でのケアは大事です。
けれど美容師にとって、その日の施術の影響はその日中にリセットするのが鉄則。
本来の好ましい状態に戻してあげることが、
サロンのトリートメントなのです。
それで初めて、
安心してお客様のお帰りを見送れる。
という気持ちです。
髪の状態によっては、
傾いたPHを中和するバッファー剤を使う、一剤式、二剤式のトリートメントを時間をかけて浸透させる、
場合によってはホームケアでもきっちりケアしていただくアドバイス…
など考えます。
ただ、美容室でトリートメントしたからといって、それがずっと続くわけではありません。
継続は力なり、
の言葉どおり、
その後のホームケアが髪の運命を握っているんです
