2024年の夏はずっと瑞牆。

年々暑さが厳しくなる夏。

間違いなくこれは温暖化してるんだな、うん。

植生も変化して、森林限界が上がってるなんて話も聞くし。


ということで、夏は瑞牆の標高ですらバッドコンディションなので大嫌いなクラックを楽しんでました。

なんで嫌いかって怖いから。

じゃあなんでやるのって、かっこいいのとギアが好きだから。


7〜9月で登ったのは主に3ルート。


◼︎heaven /   クラック地獄 リアス式エリア


ヘブンは、カヌーを登りたくて行ったら、混んでて無理だからという理由で無謀にも数字1つ分背伸びした難度のルートに挑戦してみたというのがきっかけ。

最初の1トライ目は怖すぎて、トップロープでやってしまった。

「たかが岩を登るという単純な行為に怖いだの危ないだのと、、、」




ということで反省。

ルート構成は、5.8を5〜6m→4〜5級のボルダームーブ(2m弱ノープロ)11-ぐらいのフィンガー&ハンドクラックを12〜3mぐらい?というもの。

低い位置に核心があるから最初は本当に怖かった。

でも核心の後の上部のクラックも地味にしんどい。

それも含めて素晴らしいルート内容。


あと、すぐ近くのジャイアントジャムサンドは何度でも登りたくなる名作。

初心者には最初の目標に、中級者以上にはウォーミングアップに最適!


プロテクション

Z4 0.3〜0.75 ×   2

C4 1〜4   ×   1

※ちょっと多めに書いてます



◼︎Venus   /   不動沢 メルヘン岩


ビーナスはヘブンの反省を活かして、最初の1トライ目をちゃんとリードで。

まあカムエイドみたいな感じではあったが、そんなことはさておき、怖さに立ち向かった自分に拍手。

このルートはジャミング要素が(少なくとも自分には)乏しく、傾斜も強めなので結構パンプする。

プロテクションは、カムの座りは悪くないが、覗きにくい箇所があるので緊張感があり、それもまたパンプする原因。

でも非常に短いので、プロテクションさえ決まればあとは押し切ろう。

最後のスラブはわかっていれば大丈夫だけど、ちょっといやらしい。


短いが面白かった。

なお、お隣のファラオは核心が全くできなかったので

いい時期になったら再度挑戦してみたい。


プロテクション

Z4 0.1〜0.4 × 1

Z4 0.5 × 3

C4 0.75、3〜4 × 1


岩の殿堂 /   カンマンボロン 



内藤さん絶賛の一本。

12aのフェース(砂の登)を登ってから上部のクラックへ繋いでいくというもの。

プロテクションはよく効くし、ムーブ強度も高くない。でも長い。そして横移動が多いからなんか怖い。

=パンプする。

なぜか以前に割とすんなり登れたはずの砂の登で落ちまくることになり、下部ができたトライで完登できた。

クラックが途切れるところが少し難しくややリーチー。そして次のクラックに移ってから、手で待つかプロテクションを決めるか迷う箇所があった。

自分はそこにプロテクションを決めたが、それが最適解だったかはかなり微妙。

ボロボロでグルーだらけの下部はさておき、上部のクラックは素晴らしく、35m超えのルートスケールでさらに充実。

また、ムーブや使うホールドは多分人それぞれになると思われるので、前情報は少ない方がお勧め。


プロテクション(上部)

Z4 0.3〜0.75 × 1

C4 1〜2 ×1

あとC4 0.4か0.5が予備で1個あると心強い



これからはいい時期になるので、もう少し難しいフェイスルートとマルチピッチでも頑張ろうかな。