今迄製作して来た、スラスター(バウスラスター)は、スクリュー型と遠心ポンプ型でした。

今回の、バウポンプ(自称です!)は、遠心型の応用ですが!、ポンプ構造を取り込みました。

$いごっそのブログ-30mm新型のバウポンプ
バウポンプ。

上部の写真の様に、白い部分から、伸びる透明なパイプが、3箇所有ります!。
(透明パイプの内径は、6mmです)

通常の遠心型スラスターは、2箇所です!!。

両端の長めのパイプが、通常型では、給水と排水の通路に成ります。
バウポンプの場合、両端の長い、パイプは、排水だけに成っています。
給水は下側の短いパイプに成ります。

$いごっそのブログ-30mm新型バウポンプ 略図 
30mm新型バウポンプ 略図。

製作の目的: 遠心型スラスターの効率向上!。

”30mm新型バウポンプ略図”の断面図(写真中左の図)の様に、3方向が開放しています。

写真の取水口が無いのが通常型です。

この、通常型スラスターは、たこフェリー(六丁池汽船)に搭載しています。
補足:たこフェリー搭載、遠心型スラスターの稼働回転数は、約7000~9000rpmをギアダウンして、使っています。

今回のバウポンプは、2000~4000rpm以下の使用設定しています。

 $いごっそのブログ-30mm新型バウポンプ搭載船内
試験的搭載!、30mm新型バウポンプ搭載船内。

先日作り置いていた、”みしま型”船首部に、バウポンプを設置。

$いごっそのブログ-30mm新型バウポンプ搭載船底
バウポンプ搭載船底部。

実験船なので、半分(船首)だけです。


バウポンプの実験動画。

動画のバウポンプは、一定方向のみに回しています。
実験に使った電源は、6V以下の電池です。
ギアダウン比1.4±。
使用のモーターは、FK130RH(12V仕様)

思考:未知の方式でしたので、構想は有ったのですが、実際、目で見る迄、解りませんでした。

懸念が、両方の排水口からの放水が起きるのでわ?と考えていました。

底部取水口等に異物混入の際は?通常型に移行かと考えます。

実験結果:船首方向から左舷側に起動しています、懸念の右舷側への、流出は皆無でした。
気泡の吸入に因る、機能低下も解消しています。
追加補足:排水口は、船底水平軸から両方共、下方(約7度)に設置しています。

バウポンプ作動回転数も、”たこフェリー”の半分以下で、十分な水流の確保かと。

案ずるより試せ!ですね。

よって、完成と考えます。