スクリュープロペラ=螺旋式推進機、最初スクリューは、市販品を使用していました。
市販船体の相性は良いのだが、しかし、自作船体の場合、どうも合わないような気がする。
本音は:良い製品は高過ぎて。
つまり、(サイズ/形状/推進力)など、色々調べて、試して。
結局最大の懸念がモーター類の異常発熱です。

ここで私見ですが、低ピッチの形状では、モーターに優しいく、機関の発熱を抑えてくれるけど。

船速の向上は、機関回転数しだいで結局モーターの酷使になり、短い寿命。

また、高ピッチでは、船速は出るけど、モーター(アンプ等も)焼損や破損とモーターの瞬殺に直結。

そこで、使うモーター缶直径(ローター径)のサイズでスクリューのダイヤを決定し、
モーターの確定トルクでピッチ角度の調整として自作製造する。

使用バッテリーの電圧と容量で、スクリューの翼数の選定しました。
低回転の高トルク型では、3枚以上のハイピッチ。
中回転で中トルク型では、3枚の変則ピッチ(軸側は、ハイピッチで翼端側でローピッチ)。
高回転、低トルク型では、3枚以降ローピッチ。

使う船体の形で翼形状の決定してます。

例題:370タムテックモーター (RK-370SD-4045)
スクリューのダイヤサイズ:25mm前後/ピッチ角:23度/低中速:3枚翼型が効率的でした。

自作スクリュー製作工程スクリュー径28mm/3枚型の製造工程の紹介です。

プラ板1.2mmの素材から作る工程を紹介します。


$いごっそのブログ-スクリュー製作工程001
1.2mmプラ板と2mm軸レンチ
今回のスクリューシャフトのサイズ2mm設定なので。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程002
熱処理で2mmシャフトに巻きつけます、この部品がスクリューシャフトになります。(火傷に注意)

$いごっそのブログ-スクリュー製作工程003
ブレード部品形状は好きな形で。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程004
同様に3枚スクリューブレードを切り出して、製作します、ニッパ等で切削しました。$いごっそのブログ-スクリュー製作工程005
この部分が回転方向とブレード接合部の強度に影響しますので丁寧に処理してます。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程007
瞬間接着剤でバランス良く接着して・・・少しずれてました。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程008
ピッチ角度の調整中、基本ピッチではないのですが、
取り付け角度が軸角度に近い程、接合強度が出ます。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程009
ブレード角度未調整状態、レンチ軸先方向が推進方向です。
$いごっそのブログ-スクリュー製作007.5
ブレード翼面を熱処理(くれぐれも火傷注意)してピッチ角度調整します。
$いごっそのブログ-スクリュー製作工程010
全体のピッチ角度調整後に翼面の凸凹を研磨処理し、略、完成ました。

同型のスクリューで強度テスト。
7.2v電力使用のブラシレスモーターKV5100搭載ダイレクトドライブ式に措いて、
十分な強度確保に成功しました。
(余談)「もしも、スプリング式ユニバーサルなら、ユニバーサルの方が先に飛ぶ」かも。