一度は夢見る遠方へのツーリング。




免許を取った段階で東北へのツーリングは計画していました。宮城県の山元町という所に知り合いがいるので、あの田園風景をバイクで走り抜けてぇ〜、と毎回夜行バスで行く度に思っていたわけなんです。



と、まあ免許も取り終えていよいよ夢が叶うかと言ったらそう簡単には行きません。

横浜に住んでいる為、幾つかの県を越えて宮城県へと行きて帰りし物語となるのですが問題はその距離です。




片道 375km




免許取り立てホヤホヤひよっ子にこの距離はキツいです。ある程度乗り慣れたライダーなら、乗車姿勢とか休憩の頻度、道路の流れ等と行った外的又は内的要因を判断出来るでしょうが、環状2号すらビビって迂回する当時の自分には無理というのは当たり前田のクラッカーてな訳でした。


というか、常磐道にしろ東北道にしろ首都高乗らなくちゃならないというので挫折しました。あんなん無理です。
じゃあ下道にしようとなっても、8時間耐久レースを乗り切れるかと言ったらそうも行きません。
親からの、もう少し慣れてからにしなさいという助言を得て結局中断した訳です。



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月日が流れ、2026年3月。

追い越しも出来る、高速も乗れる、ビキビキビキニ1・2・3という感じに成長したので私は決心しました。
よし、宮城までツーリング行くぞと。





↑色々準備しました。2026年なのに2020年のツーリングマップルをブックオフで買ったり、小学生の時の遠足準備を思い出しますねぇ。


まずは荷支度はOK。そして我が愛車の準備です。
CL250は6速までシフトチェンジ可能、高速も走れないことはないのですが、90kmそこそこで腕と尻に繊細な波状ビームを食らっているような振動が、100kmを超えると腕と尻に本格的な振動がきます。

街乗りトコトコ、又は60〜80km制限のバイパスが一番走りやすいかなぁ、という感じです。(当社比)

車体もかなり軽い方なので運転しやすいのですがその分、風などの要因でふらつきやすくもなるので意識的にニーグリップで固定すると非常に安定しますね。
という訳で、追加オプションによってCL250に色々取り付けました。


まずはナックルガードです。


風圧ってのは体力をもろに削っていきます。手、すなわち生命線であるフロントブレーキとクラッチレバーを操るに当たっては非常に重要です。
何なら雨も走行中は防げますし、追突事故を起こした際にバイクが転倒してもこのガードのお陰でクラッチペダルの損傷だけで済んだぐらいの万能物です。
(事故は100:0で自分の過失となりました。)





次にウィンドシールドです。こちらも前からの風圧を防ぐ為必須です。高速走行では本当に重宝してます。

自身のCLに付けたタイプ



は、全身を覆うようなサイズではないものの充分な性能だと思います。
最後にキャリアです。CL250はシートや車体後部にベルトやフックを取り付ける箇所が皆無です。
まあ荷物を固定しようと思えば出来ますが、安定性がなくなる為キャリアはあった方が選択は広がりますね。
私はキャンツー仕様にしたかったので付けました。



ちなみにサイドバッグもデイトナのヘンリービギンズシリーズです。



こうして、ツーリング仕様にした愛車とホンダドリームにて対面し、いよいよツーリングへの道が開かれたように思いました。
しかし、追突事故を起こしてしまいあえなく中止となります。


前述したように、ナックルガードのお陰でクラッチペダルのみの交換だけで済みました。ガードくん、かなり頑丈です。

ショックと反省の内に日々を過ごし、数週間後にもう一度ツーリングの決行を心に定めて、準備をしましたが何か違和感が出てきます。


───あれ、なんか喉痛くね? と。





急性喉頭蓋炎で入院です。約1週間の入院でした。
皆さんも喉の痛みが出たら、内科ではなく耳鼻咽喉科に行きましょう。私はそれで診察が遅くなり後数時間遅れてたら気管切開という恐ろしい目に合う所でした。


てな訳でまたしても中止です。

しかし諦める訳にはいかないと、リハビリをすること1週間⋯⋯。ようやくバイクに乗れました。


さあ、いよいよツーリングの幕開け⋯⋯と言いたい所ですが、決まっているのは東北地方へのツーリングだけと、それ以外は真っさらの状態です。



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375km⋯⋯。 東北と行っても、少し近い位置にした方がいいかな、と脳裏に過ぎりました。行きはよいよい帰りは怖いですからね。



そんな訳で近場を探していると、






いい場所あるじゃないですか。福島県白河市を発見しました。

片道231kmなので、宮城に比べたらぐんと距離は縮まります。



さて、今回2泊3日という期間で名所全てを回りきることは不可能なのでまずは何処に行くかを絞りに絞ってみました。




https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/sp/



先ずは白河小峰城跡です。




https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/sp/page/page001390.html



白河は戊辰戦争の要となった場所らしく、多くの建築物が焼失してしまったらしいですが、近代になって三重櫓が復元されたり、現在も清水門の復元工事が行われたりしています。



さて、2つ目は道の駅 季の里天栄です。



https://www.kinosato.fukushima.jp/



白河市から初っ端から離れてしまいますが、バラマキ用のお土産を買おうと道の駅を探していた所、2〜30分で到着する位置にあったのでここに決めました。




初日はこんな感じです。朝4時起きの45分には家を出発する予定+休憩を考慮しても6時間近くバイクに乗るので、あまり飛ばしても翌日に響くと、沸き立つ気持ちを抑えつつホテルを探すことにしました。



今回私が泊まったのは、旅館です。



その名も、旅館金勝寺。

https://kinsyouji.wixsite.com/kinsyouji



予約は電話で、という事でしたので連絡した所、旅行の予定日である、18〜20日の間は和室だけ空いていますとの事でした。

まあこだわりはないので、早速予約です。ちなみに私は素泊まりプランを選びました。大人一人で一泊5600円です。

立地的にも4号線沿いなので、車やバイクでも来やすい位置にあります。



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話は吹っ飛び、18日。朝なんとか起きていよいよ出発です。

先ずは横浜から川崎へ、川崎から東京・品川へと進みます。この時点で確か時刻は5時50分程で予定より30分程かかってしまいました。



なんたって下道ツーリングですからね。通勤時間に近づくにつれて殺気だったバンやトラックが唸りを上げて走っていきます。


そしてナビはと言うと、基本設定として自動車になっているので、二輪が走行できない道もバンバン進めてきますし、直前で近道ルートを進めてくるムーヴをかましてくるので、本気で殺意が湧いてきました。



まあ大人しく高速使えばいいのですがね。





間違えポイントその①  右折せずに直進 

都内の道マジで嫌いです。5車線になったと思いきや突然3車線は左折専用とかにトランスフォームしますからね。
しかも路駐多くて一車線機能してないから、次々と渋滞が出来ていきます。


ヤバかったポイントその① 新橋地下自動車道
白線で二輪通行禁止ってあったので、この道路自体がヤバいのかとバクバクでした。
昭和通りへと抜けられる道らしいですが、終日二輪は通行禁止との事を初めて知りある意味勉強になりましたね。



さて、嫌いな都内を抜けたら後は四号線をちまちま進むだけです。


草加市、越谷市と来たら時刻は通勤ラッシュ真っ只中の8時です。
一旦休憩として、ファミリーマート 越谷南荻島北店にて1時間の休息タイムです。

ケツと腰に深刻なダメージの他、この日から連日で30度の予報が出ていたので体力をじわじわ削られていきましたね。



クーリッシュとファミチキ、家から持ってきたゼリータイプの補助食を食べてボケっとする事1時間⋯⋯。

心なしか道路も空いてきた気がしたので、出発です。

新4号線をひたすら北上していると、色々な方に出会います。残クレアルファードがトラックを煽って消えていったり、逆にトラックが軽自動車を煽ったりとカオスな世界です。

原付で走っているおじいちゃんもいましたが、周囲が60〜70km近くスピードを出す中30kmで我道を征くその姿はまさに歴戦の勇者みたいでした。まあ私は普通に車線変更して抜かしましたが。



ひたすら走っている中で、あることに気が付きます。

それは、意外と道沿いにコンビニがないことです。

一旦降りないと食事処やコンビニがないのが誤算でした。








↑栃木県小山市のファミマで休憩。またしてもクーリッシュとレッドブルをがぶ飲み。とにかく暑い。





身体と膝にプロテクターを付けていたのでサウナ状態でした。

ひたすらダンプに囲まれて新4号線をドナドナすること、2時間。福島という文字が見えた瞬間、もう勝ったようなもんでしたね。


平出工業団地という交差点を右折する事で、福島方面に迎える嬉しさと言ったら⋯⋯。

こうなったら後79km程です。時刻は10時15分ぐらいでした。後3時間程で到着ですよ。



さて、進む内に幾つか分岐が出てきました。

あのまま4号線を北上するか、県道市道を通るルートです。まあチェックインは17時半からなのでゆっくり風景を楽しもうと、293号線・294号線を通るルートを選択しました。

さくら市に入ると、辺りは山と田園風景のみです。ひたすら無心で走っていたので写真はありません。



──11時35分、ようやく那須町に到着です。














いい風景ですよね。こういう田園風景大好きです。また車の通行量がとにかく少ない。走りやすいです。

あとさらに暑くなってきました。

そして、さらに走らせること1時間半近く。旧奥州街道を暑さに蝕まれながら行くと⋯⋯。











 

白河市到着です。


暑い。とにかく暑い。プロテクターを急いで脱ぐと駐車場の日陰に座り込みます。

白河小峰城跡も見ようとしましたが、どっと疲れが出てこれぐらいしか写真撮っていません。



資料館も丁度休みでした。まあ、中々大きい公園でもあるので家族連れや多くの観光客で賑わっていましたね。

そんな私はショップでアイスを買って項垂れる時間を過ごしていました。

                   

                     

                     続く