あれよあれよという間に、気づくと連休も終わり、やはり日記下手な私は一か月ほど更新があいてしまいました・・・。(爆)
ここのところ、仕事で吉報が届いたり、新しい依頼があったり、環境がかわったりと、春はなかなか気分一新、爽快な気持ちでいっぱいです。
さて、これまでは過去の入院についてお話してきましたが、今回は今の私の状況について書きたいと思います。
一昨年の手術後、いったんは体に癌がない状態となっていましたが、今年の1月の検査で肺と骨盤内に転移があることがわかりました。
肺のものはまだ小さく、ポツポツと2,3か所。
骨盤内のほうが問題で、なかなか手術のむずかしいところにあるとのこと。
身体的に自覚症状はまったくなかったため、いろいろと悩みましたが、新たに抗がん剤治療をすることとしました。
今回、ドクターと私でチョイスしたのは「XELOX」療法というもの。
3週間のサイクルで行い、初日は点滴でオキサリプラチンを投薬します。
およそ点滴の時間は3時間程度。
そこからは帰宅し、2週間の間、ゼローダという薬を飲みます。
この治療のよいところは、点滴の時間が短いため、仕事をもっている人はがんばれば仕事に穴をあけずにすむこと。
FOLFOX療法より、体の負担が少ないことが挙げられます。
副作用としては、
・手足のしびれ
これは、冷たいものをさわると、手がしびれたときのようにビリビリと刺激が走ります。
足も同じ。
2週間程度でおさまってきますが、治療がすすむにつれて、手先や足先にたまっていく感じがします。
・味覚障害
舌先などもしびれるので、食べ物については著しく味覚がおかしくなります。
嘔吐感も伴うので、なかなか大変。
これも一週間から10日程度でだいぶよくなってきます。
・骨髄抑制
白血球減少
血小板減少
無顆粒球症
など、骨髄の細胞が副作用で障害されることにより、さまざまな血液の問題が起こる可能性があります。
免疫がさがったり、出血がとまりづらくなったりしますので、清潔にすることが必要です。
・貧血
赤血球あるいはヘモグロビンの量が減り、疲れやすい、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、顔面蒼白、耳鳴りなどさまざまな症状がおこります。
というようなお薬を、今の時点で4サイクルやりました!
それぞれ、副作用には個人差がありますが、なかなか私にとっては難敵なやつです。
きつくはありますが、仕事をしたり、友人と会ったり、趣味のバンド活動をしたりすることで、いろいろまぎれます。
食欲がでない中、ゼローダを朝晩2回飲まなきゃいけないため、なにか食べれるものをさがしては、なんとかクリアしていく2週間。
いつも、2週間分飲み終わると自分をほめてやることにしています!(笑) これ、とっても大事です!
副作用で食欲がないときは、とにかく食べれるものを食べるということが大事です。
癌にきく食事とか、栄養価が高いものとかをとりたい気持ちはやまやまですが、なにしろ口にはこぶだけでウゲゲっとなってしまうことのほうが多いです。
でも、薬はのまなくちゃいけないわけで、カステラでも食パン一枚でもなんでもよいので、とにかく食べることが絶対必要だと感じています。
匂いのきついものや、刺激のあるものは食べづらいはずなのですが、なぜか自分はカレーが食べられたりします・・・。(謎)
がんばって口から食べて、自分をしっかりほめてあげましょう!
これって、なかなか他人には理解してもらえないことです。
いくら説明しても、実際のところは自分にしかわかりません。
なので、がんばっている自分をちゃんとほめてあげましょう。
副作用がおさまってはまた次のサイクルがやってきますが、一回一回のサイクルをこなしたことの達成感をしっかりもつことが大切だと思います。
それと、副作用がおさまってきたあたりから、次のサイクルまでの間をしっかりと楽しんでいくこと。
ここ、油断してると、あっという間に過ぎ去ってしまいます!!
たくさん笑って過ごすこと。
おいしく食事をとること。
たくさん話すこと。
これらのことが、私を支えてくれています。
そして、来週はいよいよ投薬後、はじめてのCT検査!
自分の体ががんばってくれていることを信じてます!
と、病気のことばかりじゃつまらないので、ちがうことも書こうかな、なんて。
それでは、今回はこのへんで!