ラウンド前の練習場で、
あーでもない、
こーでもないと、
前日
に引き続き
後輩は首をひねっていた。
打つ球すべてが、
ぜんぶ右へ飛ぶ。
打つ。
「ダメだぁ」
打つ。
「ダメだぁ」
打つ。
「あー、ダメだぁ」
ボールの行方を見なくても、
後輩のコトバを聞くだけで
どちらに飛んだかわかる。
時計は13:03。
さぁ、行こう!
北海道歩行ラウンド2日目、
早来CCの
北ウィングをスタートさせた。
北海道特有の粘りある芝。
ファーストカットでこの長さのラフ。
キャディさんが言う距離より、
長く感じたり短い気がしたのは、
ホールごとにピンの高さを変え
目の錯覚を誘う工夫をしていると聞いた。
そんな思惑を物ともせず、
後輩は右を向く。
キャディさんも右を向く。
「ダメだぁ、ダメだぁ」
「あちゃあ・・・ダメだぁ」
「ダメだぁ」が、
すっかり口癖になっていた後輩。
ナイスショットしても、
今なら「ダメだぁ」って
言うんじゃなかろうか。
右へ飛ぶなら、
今日は左を向いて打ったほうがいい。
「そうですね、わかりました」
右へは行かない。
ちゃぽん!
口から出た言葉はやっぱり
「ダメだぁ」
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【その日のお昼ごはん】
8/19もスルーの前に、
苫小牧の海の駅「ふじ十食堂」。
ホッキのカレー+刺身+酒蒸し






