さようならが近づいていること

なんとなく 感じていた

だから 優しくしたり 笑顔を絶やさないように 

努力したんだよ

最後の瞬間を どうか穏やかに迎えたいと

願ったから



歩き慣れた道 通い慣れた店

相変わらずの 君の笑顔

すり抜ける風の匂い

全部 わたしの心が 帰る場所



愛されているのに

わたしの心は

動かない

こんなに悲しいことは ない

あなたに愛された その瞬間から

もう 戻れない道だってことは

分かっている

だから わたしは 

「終わり」を探し始めた




見抜かれることは 分かっているけど

強がるフリをする

見抜かれることを 待っている

弱い私も いるってことに

気付いてほしくて