プノンペン、2025年8月29日(金)
2025年8月27日、カンボジア王国の国連大使兼常駐代表であるケオ・チェア(Keo Chhea)閣下は、アントニオ・グテーレス(António Guterres)国連事務総長と会談し、カンボジア・タイ国境紛争の最新情勢について報告しました。大使は、カンボジアは両国が合意した停戦協定を厳格に遵守し、タイ軍による継続的な違反に対し最大限の自制を保ってきたことを強調しました。
また、タイによる最近の挑発的な行動、特にカンボジアの村々を分断する有刺鉄線の設置、長年居住してきた家屋からのカンボジア民間人の強制退去、そして財産の破壊について深い懸念を表明しました。さらに大使は、タイ側が主張するような新たな地雷はカンボジアが敷設していないことを明確にしました。カンボジア領土に存在する地雷は、内戦時代の遺物です。カンボジアは、タイ軍がカンボジアの村々に有刺鉄線を敷設している画像やCMACが提供した古い地雷と新しい地雷を区別する技術文書を裏付けとして、すでに関係する国連機関にこの説明を行っています。

