「チェロの鬼才」「チェロの魔王」「規格外の巨匠」
コンサートのチラシに、そんな言葉が躍る。
あらゆる言葉を使って賞賛されるチェリスト、
ジョヴァンニ・ソッリマ。
「ジョヴァン二・ソッリマ
無伴奏チェロ・コンサート2023」が
2023年4月23日・所沢ミューズを皮切りに
全国6ヶ所で開催されている。
所沢ミューズまで行って来たよぉ。
初めてジョヴァンニ・ソッリマの
生演奏を聴きに行ったんだけど、
素晴らしかったね。
映像だけでも惹きつけられるんだけど、
生だと更に迫力がある。
これは皆が、
あらゆる言葉を使って絶賛したい気持ちになるはずだよ。
広い会場なのに、ジョヴァンニ・ソッリマの
強い息使いが聞こえてくるの。
他にも、ソッリマならではの演奏が存分に楽しめたよ。
「ラメンタチオ(Lamentatio)」は
実際にソッリマが声を出しながら、
足でリズムを刻みながら、
全身で演奏するんだけど、
もう、どこから音が出てるのか分からないの。
チェロからなのか、ソッリマからなのか、
大地の呻きなのか。
目の前で演奏してるんだけど、
本当に一人で演奏しているのかってくらい
何種類もの音がチェロとソッリマの体から
奏でられるんだよね。
コンサート中は無意識に、
こちらの体も前のめりになってしまうくらいだったよ。
ソッリマも演奏中に
飛び上がって行くんじゃないかってくらいの
勢いで演奏してるし。
実際何度かソッリマが座ってる椅子から
飛び出して来てたもんね。
「聖パオロ」はソレント地方の伝承曲。
ソッリマ編曲で演奏されると、
胸が熱くなって、聴いている側まで
叫び出しそうになるほど情熱的だった。
バッハとかソナタ1959は
その美しい旋律に前のめりになっちゃうし、
タランテッラとかピッツィカは
ソッリマが思わず叫び出す瞬間に、
聴いている側も叫び出しそうになっちゃう。
圧倒的な表現力と情熱が
全身から溢れ出ているので、
聴いているのか観ているのか分からなくなる。
五感の全てで感動してしまうの。
そして自分の中で萎んでいる情熱が
メラメラと燃え上がって、
「自分も何かしなくては!」
なんて気持ちにさせられる。
何もかも最高のコンサート。
素晴らしい時間は、
あっという間に終わってしまうね。
もちろん会場の拍手は鳴り止まず、
アンコールに次ぐアンコール!
アンコールでは2曲弾いてくれたよ。
ジョヴァンニ・ソッリマ 来日公演 2023 | Giovanni Sollima Japan Tour 2023 (plankton.co.jp)
ちなみに会場でCDを購入したら、
ミニ・サイン色紙とポストカードが貰えました。
嬉しい。
この後はネタバレを書くので、
これからコンサートに行く人は
読まないでください。
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アンコールの
1曲目は「ヘル1(HELL 1)」。
ダンテの地獄篇を元に作られたのだとか。
地獄篇なのに、あまりにも美しい曲なので、
こんな地獄なら行っても良いかなと
思ってしまうくらいだったよ。
本当に美しい曲で、
私は聴いていて煉獄篇や天国篇の
イメージが頭に浮かんだくらいだった。
2曲目は「テッラ・アクア(Terra Acqua)」
「アクアは「水」って意味ね」と
ソッリマが丁寧に説明してくれたよ。
この「テッラ・アクア」を弾く時に
ソッリマが、おもむろに舞台袖に行き、
何かを手に持って戻って来たの。
よく見ると『割り箸』だった。
得意げに割り箸を割るソッリマ。
そして割り箸でチェロを弾き始めたんだよ。
割り箸なのに、とても美しい演奏・・・。
その前にも弦に腕を滑らせて
演奏したりしてたんだけど、
まさか割り箸で演奏するとは!
もともとドラムスティックで弾いて演奏する
曲みたいなんだけど、
ドラムスティックと割り箸って
全然違うし。
ジョヴァンニ・ソッリマ最高過ぎるよね。


