小学校2年生で習う掛け算について、様々な場面で話題になっているようです。

 結論から言えば私的には何方の順序でも◯。

 以下理由を述べてみます。

問題

 3個の飴を2つの皿にそれぞれ置いたときの飴の

 総数を求める。

理由1

 3個/皿✕2皿でも2皿✕3個/皿でも考えられ

 る。

理由2

 一つ分✕いくつ分または被乗数✕乗数で考える。

 問題通りだと

 3✕2

 2皿に“1個ずつ”置かれているのが“3倍”になって

 いるとも考えられる

 2✕3

 2皿に”1個ずつ“置いていき、”3回“繰り返したと

 きの結果とも捉えられる

 2✕3

 2皿に“1種類”の飴が”3種類“置かれているとも考

 えられる(色・味・形・商品名含む)

 2✕3

 2皿に“1個ずつ”、左側・中側・右側と”3カ所“

 飴が置かれていると考える

 2✕3

 逆順のほうがバリエーションが多い。

理由4

 上記の通り、一つ分やいくつ分の概念が様々な場

 面を想定できる反面、「3つあるのに何故一

 つ?」など、分かりづらい感じもする。

理由5

 学習の内容や世間一般では、両方存在する(また

 は3aのような逆順)ケースも見られる。

 (円の面積、数量✕単位など)

理由6

 国によっては頑なに教えているが、殆どの国はテ

 ストで✕にするまでは拘っていない。

 また、拘らないからと言って仕事や生活に支障を

 きたしている訳でもないと思う。

 学習でも、順序に拘らないからと言って後に躓く

 かは分からないし、逆に、先生の言う通りに従っ

 てだけ計算していたお子さんもいらっしゃるの

 で、躓かないとも限らない。

理由7

 「発達段階などを考えれば、大人の価値観を子ど

 も達に押し付けないでほしい」と仰る方々もいら

 っしゃるが、逆に「大人でも何方でもいい事を子

 ども達に制限しないで欲しい」と言いたい。

理由8

 指導要領(解説含む)、教科書、参考書、辞書な

 どを見ても「すべき」や「ねばならない」とは記載されていない。


 以上、長文になってしまいましたが私的な掛け算の順序に対する考えです。

 ご一読いただき感謝申し上げます🙇。