まず最初に言えることは、


“感謝している”かな、と。


最初の最初に僕を動かしてくれたのは君だった。


君は多分そんなこと気づいちゃいないだろうけど、


君が背中を押してくれたからこそ僕はここまで来れたんだよ。


思い出の一ページ。


夢の始まりは、


君と。




君ともっと夢を見るため、


夢をもっと現実にするため、


僕は奴を呼び出した。


奴はちょっとバカっぽいけどいい奴で、


僕らの夢をもっと壮大にするにはもってこいの存在だった。


今となっては奴がいなかったら、


こんな本格的な事は全く起きてなかったわけで。


なんか癪だけど言っておこうか。


“ホメテツカワス”。




ほら、一つの流れ星がやってきた。


あいつは僕らに真っ向からぶつかってきて、


そしてあっという間に消えていった。


その時君もいなくなってしまった。


悲しかったけど仕方なかったんだよね。


ここまで僕が頑張れたのは、


おんなじ夢をみた君のおかげでもあるんだ。


で、流れ星は結局なんだったのかって?


僕らの士気を高めやがった挑発的なばかやろうさ。


あいつには礼もクソもねぇよ、まったく。




まぁでもあいつは素敵な贈り物をくれた。


同志だった君の代わりになる子さ。


あの贈り物がなければ、


僕が続けて夢をみることなんてできなかった。


その辺は感謝しておこうか。


“ダンケシェン”。




世界は広くて、


一年半かけてもまだ見きれなくて、


それは綺麗なものでもあって、


汚いものでもあって。


でもね、


この未知の世界でがむしゃらにやってきて、


一つだけ分かったことがあるんだ。


それは、


諦めたらだめだってこと。


いくらうまくいかなくても、


それはケッカオーライ。


自分が納得いくまでまた頑張ればいい。


再挑戦、リベンジ、繰り返し、繰り返し、


イコールそれは努力ってやつ。




認めてもらいたくてさ、


唄い続けた。


それは自分のためでもあって、


仲間のためでもあって。


僕は・・自分で言うのもあれなんだけど、


音楽に想いをつめ込む立場だったから、


ヘタクソでもいいからみんなに伝わってほしくて、


一生懸命頑張ったんだ。


限られた字数の中、


ありったけの『伝えたいこと』を凝縮して、


それを唄った。


高音が出ない、


低音が出ない、


再挑戦、リベンジ、繰り返し、繰り返し、


イコール努力をした。


人生の中で一番頑張ったかもね。


だって、


大好きな音楽のためじゃけぇ。


『伝えたいこと』を伝えたかったんよ。




僕は唄を歌い始めるまではまるでダメ人間だった。


夜中じゅうネットで遊んでたし、


まぁほかにもいろいろやらかしてて、


要するに廃人化してたんだ。


そんな僕を変えてくれたのが音楽だった。


ネット豪遊をやめさせ、


ピアノに向かわせてくれたのは音楽だった。


学校の授業中だって五線譜に夢中だったさ。


それが中2のおわりの話。


あれがなかったら僕は今頃どうしてたんだろうか。




半年前、


久々にめちゃくちゃ泣くような出来事が起きた。


心はズタズタで何がなんだかわからなくなっていた時があった。


そんな気持ちを唄にした。


泣きじゃくりながら詞を綴った。


あの人へ送った唄。


それを最後に演奏して伝えられたのも仲間のおかげで、


僕はすごく恵まれてるなぁと思った。


本当に感謝している。




本当に・・




夢の終着点に着いた時、


絶対にいろんな思い出がこみ上げてきて泣くだろうと思ってたけど、


案外泣かないもんだな。


それはきっと過去に未練がないからだろう。


五日空を唄ったときはさすがに泣きそうになったけど、


ステージを降りた後は全く震えなかった。


「あー終わったなぁ」と、


ちょっとした安堵が心の中に広がって、


ちょっと眠くなった。


「はは、まるで緊張感ねぇー」と軽く笑ってごまかした。




“あの言葉”で締めくくろう。


伝えたい気持ちは、


“あの言葉”一つじゃあまりにも容量が足らないけど、


あれやこれやと他の言葉を連ねるより、


ありったけの想いで“あの言葉”を叫んだほうがよさそうだ。








ありがとう、ってね。