人間そう簡単には死なない
と言うけれど

信じられないくらい簡単に
呆気なく逝ってしまったではないか




心を許せる友人だった


一緒に食事をすれば
特別なものでなくても
とても美味しく感じたし


一緒に話をすれば
次から次へと尽きることなく
時間がどれだけあっても
足りないくらいで

「ここだけの話やけん」と
あかねの腕にぺたっとくっつき
耳元で話すから
もぞもぞして半笑いになっちゃうし


一緒にきれいな景色をみれば
感動を共感して心が和まされたし


ただただ
一緒に時間を過ごすことが
すごく楽しかったし
わくわくさせてくれた


「今度はどこへ行く?」
いつもそう話してたのに
もう2度と叶わないなんて
虚しすぎる




ここに居ないことがウソみたいと
漠然としていた感情が

1週間が経ち、2週間が経ち
日常の生活のなかで
「あ、ちょっと聞いてみよ」 と
彼女のことが頭に浮かぶんだ



その度に
あー もう居ないんだと
聞くことができないんだと

それを
何度も何度も繰り返す





あいたいよ
声が聞きたいよ
寂しいよ