母とは同じ職種ということもあり、より近くに感じる存在なのかもしれません。

母の助言があったから、考えを改め心を柔軟にできたことが沢山あります。

子育てでも、仕事でも、いろんな助言をしてくれました。

良いことも、悪いことも、親子というものは影響しあっていくものなのでしょう…

私の仕事へ対する思いも随分変わりました。

私にとっては子どもを産む前から、仕事が自分の「好き」でした。

家庭を持ち子どもを出産し、数年間仕事から離れていましたが、仕事に復帰することになったのです。

そのさなかに息子に障がいがあることがわかりました。


私は悩みました。

家庭での悲しみが体調に表れ出し、これでは自分の身体も心もだめになってしまうと思い、外に出ることを決断したのに…

息子の障がいがわかり、仕事をしている場合ではないのではないか…

そういう後ろめたさが常にありました。
正直今でもあります。


だけど母が背中を押してくれたから…。


いつも同じという状況が約束されていないから、自分自身が輝こうとするのかもしれません。

仕事に対する息子への葛藤はこれからも続くと思います。

そんな私に母が

悪いように考えず、「今」に夢を持って生きなさい。

と言ってくれました。

先のことは誰にもわからない…。

先を思えば怖くなるけれど、今があっての先ならば、今を一生懸命生きればいいのかなと、漠然と思います。

私の生き方も、息子のことも、頑張った先の結果なら全て受け入れられるかな……


これから先も私の人生は、息子の状況で何色にでも変化する人生だと思います。


そんな私に母は、

今している仕事が常に最後の仕事だと思いなさい。そしたら最高の仕事ができる。

とも教えてくれました。

そう思えば仕事にも情熱が入ります。

今が最後かもしれないと感謝を込めて、お客様に接するようになりました。

息子に対してもなんに対しても言えることだと思います。

明日は誰にも約束されている訳ではありませんものね…。


窮地に立たされた時も、

「それはなるべくしてなったことだと思いなさい。もうそれは、初めからそうなると決まっていたんだよ。」

と母は言いました。


いろんな甘えが出した結果だとも思え、一からやり直したいという気持ちにもなりました。

いつだって終わりにすることはできると思ってた…

その考えが甘えを生んでいたのかもしれない…

だけど窮地に立たされて初めて人は踏ん張ろうとする。

曖昧にしてきた部分を修正しようとし、光の道を探そうとします。

まだやるべきことはある、と必死になるのです。
私もその一人です…。


そして自分が頑張っていたら、どこからともなく救いがやってくるのだと思います。

私は最近それを体験しました。

息子のことでも多くの先生方が息子を大事にしてくれています。

他にも、困り果てていたことに力を貸してくれ、救ってくださった方がいました。

自分の時間まで削り、私の問題に付き合ってくださったのです。


捨てる神あれば拾う神あり。


そんな体験をしたのは産まれて初めてでした。

とってもありがたかったです。

神様なんていないって思ってたから(苦笑)

自分が一心にしていたら、助けて下さる方は必ず現れる。

今の現状が完全にハッピーじゃなくても、今のこの苦境が後で自分のためになる時があるって信じたい。

もう2度と産まれ変わらなくてもいいと思えるぐらい、今の人生で私のできる全てをやりつくしたいと思っています。


読んで下さりありがとうございますシャボン玉キラキラ