毛色がこはるちゃんに似ているけど、
さて
お蕎麦を食べ終わり店を出て、車に乗り込んだ。
自分の分をと言って財布を出すと、「いいですよ今日は」と言って下さった。
何でも、初回のランチ代は大抵、男性が出すことになっているそうだ。
わかってはいたけれど、お断りするのがわかっているのに奢られるのは気が引けた。
が、あまりに固辞するのも失礼なので、ありがたくご馳走さまと言った。
私は内心「今日は」に引っ掛かっていた。
今日は奢るからいいですよ、じゃ次は?
次があると思っているのかな。
こんなに話が盛り上がらないのに?
帰り道はもううんざりだったけれど、それでも何か会話をするのが礼儀だろう。
ちょうど車の窓からあちこちに見えていた、綺麗な花々の一群をを指して
「このあたり、綺麗な花がたくさん咲いてますね~」
と言ってみた。
その返事は。
「そうですか~?僕には見慣れてて、どれも同じように見えますけどね」
だった。
・・・
つまんねーヤツだな!(チコちゃん風に)
花が綺麗ですねと言って、そうですね以外の返事が返ってくるとは思わなかった。
ありきたりの返事ではつまらないと思ったのか、それとも本心なのか。
安易に他人に同調するということが嫌いなのか。
潤いが無い。
温かさも感じられない。
私の過去を慮ってくれることなど1ミリも期待出来そうにない、と思った。
これまでの件と合わせ一本で、完全アウトだ。
別れ際に「またお会い出来るといいですが」などとおっしゃるので。
お蕎麦のお礼、車を出してくれたお礼を丁寧に言って、では失礼しますと別れた。
帰りに相談所に立ち寄り、今度こそ絶対にお断りしますとAさんBさんにお伝えした。
ま、初回からうまくいくわけない。
次に期待です。

