お、いいお顔。
たまにはね。
さて
ちょっと前に、自衛隊内部でのセクハラ(というには軽すぎる)事件が話題になった。
被害者の女性は本当に気の毒だった。
男社会である自衛隊に飛び込んだからには、相当な志があったろうに。
もっと言いたい放題言っちゃってくれ、と思う。
もっと大きな話題にして、腐った組織の逃げ場を無くしてやれと思う。
私の勤めている会社は、親会社があり子会社があり・・という、地方ではあるが大きな組織である。
もう、男性が気の毒だなと思うほど、セクハラに関する規則でがんじがらめに固められている。
隣に座る女性が髪を30cm切ってきても、徹底して何も言うことが出来ない。
容姿に関することだからだ。
そんなの自然じゃない。
「あれ、ずいぶんばっさり切ったね、いいじゃない」くらい言ってもいいと思う。
けど、それが許されないほど「雑談」と「セクハラ」の線引きは難しい。
個々に受け取り方、感じ方が違うからという理由で。
だから、規則で決める以外に手立てがない。
一般的な組織ではそれが普通になった。
なのに未だ普通になれないのはどんな組織だろう?
怒る人がいない、独立した組織だ。
自衛隊もそうだし、個人事業主にもありがち。
自衛隊は、他組織からの干渉を受けにくいのではと思う。
比べる組織も無い、そして男ばかり、上長も男、古いしきたりがまかり通る。
男目線の感覚で、すべてが動く。
国防という任務の性質からして、がむしゃらで正義感の厚い人も多いのだろう。
いわゆる体育会系、上には絶対に従う。
それが度を越えてしまうと、制御が難しくなるのかも知れない。
友人が勤めていた税理士事務所もそんな感じだった。
無茶苦茶を言う先生のやり方に逆らったら終わり。
「嫌なら辞めろ」となってしまう。
一般的で常識的なことが通用しない、間違いを正してくれる人もいない。
そんな組織でやっていくのは、私には考えられない。
今回の被害者にも、税理士事務所を辞めた友人にも
「辞めて良かったね」と言ってあげたい。
けど、やはり私は今回の事件にはかなり失望した。
つづきます。

