6月30日 10:22 山岳部
流星は一人、山岳部まで来ていた。
彼が持つ武器はAS-22とゴリアス-2の二つだけ。時也とは違い彼は重装備をしない。
「巨大生物。ここで死んで貰う!」
流星はゴリアス-2で巨大生物の群れを弾き飛ばす。敵は体液を放出しながら宙を舞って行く。
発砲と装填の繰り返しで巨大生物の群れを一掃する事に成功した。
「こちら吉岡。敵巨大生物を一掃した。」
『こちら本部。周囲に敵が居ないか警戒してくれ。』
「了解した。」
ここには巨大生物が出て来る以前に正体不明のなにかがこの地域を徘徊していると言う噂が流れていた。
流星はレーダーを見るが、目的のものがレーダーに移ることはなかった。
彼は掃討任務から哨戒任務へと切り替えた。
その頃本部では…
「あっ、時也!隊長を見てないか!?」
本部では真二が隊長である流星を探していた。彼は慌ただしさを見せており、偶然通りかかった時也に問い質して来た。
「流星なら見てないぞ。」
「またか…あいつ一人で行動し過ぎなんだよ…」
「確かに…作戦をするにも、大半は真二に隊長ヤラセっぱなしだったな。」
「とにかく、和也と麻奈ちゃんにも聞いて来る!晴斗たちにも隊長見掛けたか聞いといてくれないか!?」
時也は「分かった」と言ってその場を立ち去った。
場所は山岳部へと戻り…
「くっ…そんな所に居たのか!」
崖の下から突如として円盤が現れた。その円盤こそが例の正体不明の何かだったのだ。
「レーダーに反応なし。ステルスか?」
円盤にはステルス性能が備えられており、レーダーに映ることが無かった。だから本部の閒では正体不明の何かと言われていた。
敵機の数は七機。しかもどれもステルス性であり、それに加えて素早さが備えられている。
彼が装備してある武器はAS-22とゴリアス-2の二つのみ。ゴリアス-2はなんとか円盤には当てられるが速度は少し遅く、AS-22は対空戦には向かない。
「・・・・・」
流星はゴリアス-2の引き金を引いて迫り来る円盤に攻撃。砲弾は円盤に着弾するが、撃墜するまでには至らなかった。
するともう一機の円盤が大回りをして背後に回り込もうとした。すると彼は一瞬何かを投げ出した。彼が投げたのはダガーナイフ。ナイフは装甲と装甲の隙間に深く入り込み、円盤は火を噴いて地面にクラッシュした。
彼はもう一発ゴリアス-2の引き金を引き、先ほど攻撃を受けた円盤が撃墜された。彼は円盤からの攻撃を避けながら一機の円盤に二発の砲弾を当てて残りを殲滅した。
本部へ帰還した流星を待ち受けていたのは疲れたきった真二の姿があった。
「隊長、何処行ってたんだ?」
「山岳部の巨大生物を殲滅して来た。」
「じゃあ何で俺達を連れて行かなかったんだ?普通部隊で行動するものだろ?」
「極秘任務だ。上からは一人で行けって言われたんだ。」
流星からの返答で真二は言葉を返す事ができなかった。
「とにかく、そう言う事だ。解ったな?」
流星は冷静に物事を収めてその場を離れた。
「あいつ…」
真二は何も出来ずただ立ち尽くすだけだった。
(真二、お前と一緒に行動するのは…次の任務で最後になるだろう…)
to be countinued
次回 精鋭