思い出す出来事って、ポポちゃんじゃないんですけどね。
1年半位前の事なんですけどね。寒くなってきて、何だか色々な事を思い出して。
私が大腸内視鏡の検査を受けた時の事。
何度か大腸内視鏡の検査を受けているのですが、毎回お年寄りの方と一緒になるのですが、その時は珍しく、私とさほど変わらない女性の方が受けていたのです。大腸内視鏡の検査ってなると、あまり知られたくない病気とかもあるので、私は話し掛けたりはしないよぉにしています。
午前中に下剤を飲んで検査前の準備をするのですが、下剤を飲んでる途中に院内を歩いたりすると出やすくなる…と看護師サンから説明があったので、皆さん検査前準備室からいなくなったのです。私とその方だけになりました。
すると、女性の方から話し掛けられました。
下剤って、大変ですね。
そんな会話から、
私、来月には胃を全摘するんです。大腸にも転移がないかの検査なんです。スキルス性胃ガンなんです。
その他も、ご両親が早くに亡くなっている事、お姉さんが一人になってしまうかもしれない事…転移してないか心配な事。
私は気のきいた事が言えませんでした。
大丈夫ですよ!なんて事も、簡単には言えないと思いましたし。年齢もガンになるにはまだ若いですし、病名が重かった。
とにかく、今日の検査を乗り切りましょう!
…なんて話をしていたら、他の方が戻ったので、その後、話はしませんでした。他の方には知られたくなかったのでしょう。
午後、検査になったら、私が1番で、その方が3番でした。麻酔を使って貰ったので、2時間休んでから帰宅になるのですが、目が覚めると、その方が戻って来ました。
私の顔を見ると、
痛くて、私も途中から麻酔使って貰いました。
…と言って、2つ隣のベットに車椅子で行きました。
私は体調の確認をして貰い、問題なかったので帰宅の許可が出ました。
どぉしても、その方の顔が見たかったので、帰り際に少し顔を出すと、
あっ!大腸に転移なかったんです!良かった!
…と、言ってくれました。
私も、良かった!…と安心出来ました。
私は右手を出して、強くその方の右手を握りました。手術、頑張って!
何でかわからないのですが、いきなり右手を握ってしまってました。とにかく、病気に負けないで欲しかった。
お互い名前も知らないままでしたが、心底頑張れ!と強く思いました。
握手をして、ありがとう!頑張ります!…と力強く言ってくれた、あの時の方が元気になってくれているといいなぁ…。