スター・ウォーズ エピソード3~シスの復讐 | にゃ~・しねま・ぱらだいす

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ドコにもダレにも媚を売らずに、劇場・DVDなどで鑑賞した映画の勝手な私評を。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

【原題】STAR WARS EPISODE III REVENGE OF THE SITH
【監督】ジョージ・ルーカス
【主演】ユアン・マクレガー、ナタリーポートマン、ヘイデン・クリステンセン


A long time ago in a galaxy far,
far away....

…の黒バックに浮かび上がる、お決まりのコピー。
毎度毎度のメインテーマ。もうそれだけで何もいらない。
我々の世代にとって、『STAR WARS』はお祭りである。
作品の出来や質など関係ない、と言える唯一無二のシリーズ。

DVD-BOXで復習し、早々2月には前売を購入し『ライトセーバーストラップ』なる
特典まで鞄にぶら下げていたものの、先行・先々行ロードショーには都合がつかず
すっかり後塵を排してしまった。

どうしても旧3部作の時代に多感な時期を過ごしてしまった所為か、
新3部作はもう1つ厳しい採点しかできないというのが本当のところではあるが、
巷の一般の評価同様、エピソード3は集大成の趣さえあり高評価。
冒頭の戦闘シーンから、細かいセンテンスのテンコ盛りで飽きさせることがない。
その分話の展開が早く、感情や人間の書き方が薄っぺらだと言われればそれまでだが、
元よりこのシリーズにそんなものはハナから期待なぞしていない。

誰もが知っているエピソード4に繋がるために、誰もがその最後を知っている。
問題はその道程だけだったワケだが、当然細かい矛盾点は沢山。
そもそも第1作(エピソード4)が制作された時は、シリーズ化など夢のまた夢。
ましてや全9作と言われた前エピソードが実製作されることなど、考えもしなかった。
後付け、後追い設定、矛盾、疑問、辻褄。合わなくて当然至極。

それでもやっぱりSTAR WARS。
全てを許して納得してしまい、文句は1つも残らない。
終わってしまう喪失感だけが無念に残る。

「シンドラーのリスト」以来、久々に聞いた上映後の拍手。
万感の思いを乗せて。さらば青春の日々。



【評価】★★★★★