内容紹介
これほど真っ当で誠実でありながら、刺激的・魅力的で、脱力しながらも笑い感動できていいのだろうか? 天才作家リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮した初めての小説、遂に刊行!
『東京タワー』 の前に読んでいたかったな~という気分。
決してつまらなかった訳ではないんですが、リリー・フランキーの生い立ちが面白すぎたもんで、小説は少し弱かったように感じました。
それでも、官能的な話もあったりで、そこはさすがリリー・フランキー!と思いました。 いくつかの短編の中でも ”おさびし島” はエロでしたけど、1番読んでて面白かったです。
他にも死刑囚と、その弁護をしている人との死刑執行までのやりとりを描いた作品など読み応えはありました。
ただ、最後の方はグズグズになっちゃったかな~といった感じで最後は流し読みになってしまいました。
やっぱりリリー氏には小説とかではなく、エッセイ的なものの方が好みです。