『我が闘争 / 続・我が闘争 勝者と敗者』 | CINEMAな毎日

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先週、1週間限定で2つのナチス・ドキュメンタリー映画の上映が。 


恥ずかしながら、映画を観るようになる前までは、ナチスやヒトラーについての知識は殆どありませんでした。 今も詳しくはありません。


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【 goo映画解説 】


ヒトラーのオーストリアでの幼少期から、地下壕で自殺した直後にドイツが降伏した頃までの映像・画像に、ニュース解説のような淡々としたナレーション(日本語吹替え)が付いた映像・画像で観られました。


ドイツ移住後総統にまで上り詰める過程や、ドイツ軍がヨーロッパ中や北アフリカまでを侵攻・制圧して行く第二次大戦の様子など、詳しいナレーションのお陰でとても分かり易かったです。


既に“常識”な事柄ばかりでしょうが、皮肉・非難を込めた解説を聞きながら観たプロパガンダ映像は、どれも初めて知ることばかり・・。


そして「ユダヤ人迫害」。 ポーランドのゲットーの映像は衝撃的・・・。


ユダヤ人以外にも様々な人々を差別対象としたナチ。 そこまでしないといけなかった本当の理由が私には分からない・・・。



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【 goo映画解説 】


こちらは、約1年も続いた軍事裁判を映した映像が中心となったもの。


この裁判で重要な証拠となったのが、皮肉にもわざわざ映画監督に撮らせていた宣伝用映画。


戦争のことはもちろん、ご丁寧にもホロコーストの事実、悪魔の所業までも、しっかり担当者を紹介しながら記録していましたから、言い逃れ出来なかったでしょう。



上空から撮った、果てしなく広いポーランドのアウシュビッツの全景。 ここで書くことを躊躇してしまう、映画ではなく本物の収容所の実態、そして死体と骨の山・・。


その敷地内の様子には何度も目を伏せてしまいましたが、聞いてるだけでも震えがきました。


この収容所以外も含め、奪われた何百万の命。 きっと、理不尽さをどうする事も出来ないまま亡くなって行った人ばかりでしょう・・。




~ この2作品で記された文章にありましたが、ほんの6,70年前の現代社会で起きたこれらの事実をちゃんと知り、忘れない事が大切だということには本当に納得です。