この映画が公開された時、「ダイアナ妃の事故の話？ 当時散々ワイドショーで観たからもういい・・・」と思って観ませんでした。
こんなに面白い（interestingの意）なんて !!
そして感動でした。 国民から非難され始めた女王や王室を擁護する、就任したばかりのブレア首相が心からの叫びに・・・。
驚いたのは、領地内とはいえ、たった一人でごついランドローバーを運転し、車の整備にも詳しい女王。
大胆発言連発のエディンバラ公や王太后にも。 橋田寿賀子が脚本を書いたのかと思えます＾＾。
しかし、全て本当の事では無いにしろ、よくまあこんな映画を作ることが出来たものです。
日本じゃ考えられませんね！
王室の人間ではなくなっていたダイアナ妃の訃報を聞いても、何の反応も示さなかった女王。
その後、自分を癒してくれた鹿が、狩りで仕留められてしまったと知った時は、即そばに駆けつけます。
色々考えてしまう、対照的なシーンでした。
人にはわからないその立場なりの苦悩があり、自由が無い中、伝統や格式を守ってゆくのもさぞ大変なことだろうな～。
～ エリザベス女王になりきったヘレン・ミレン。 現在公開中の、『終着駅 トルストイ最後の旅』で悪妻になっています。
１０月公開の３D映画『ガフールの伝説』でも、声優として非情な悪妻フクロウを！