皆さん、こんにちは、シンディです。ニコニコ
お元気でお過ごしでしょうか。

今日の記事では、漢字について話したいと思います。

実のところ、私に言わせば日本語の魅力は漢字にあると思います。でも、最初からこう考えていたわけではありません。逆に、日本語の勉強を始めたとき、多くの学習者と同じように漢字は地獄でした。結構苦労していました。(笑)ガーン

ひらがなとカタカナの勉強は大抵のビギナーにとってもう難しいから、漢字の勉強の時間になると「音読、訓読み、常用漢字、そんな諸々をこれから勉強して覚えるなんて無理だよ。出来っこない」とがっかりして諦める人が少なくありません。えーん

私も9年前にこう思いましたが、せっかく大学の日本語学部に入学したのでダメ元でやってみました。

それで、漢字を覚えば覚えるほど、意外と意見が一転して漢字がドンドン大ー好きになりました!

漢字の何が好きかという疑問に答えたくて、今日の記事を書くことにしました。
もちろん、個人的なお話なので日本語の学習者によって、そうは思わない人もいるかもしれません。人それぞれですからね。


1. どんな文章でも読みやすくなる。

日本語の初級者でいると漢字よりカナを使う傾向があります。漢字を書くには時間がかかるし、読めない漢字がいっぱいあります。結果的に、カナの方は楽に見えてしまいます。

しかし漢字の勉強を継続して苦労を重ねていたら、漢字の便利さがいつの間にかはっきり分かってきます。おねがい

記事、本、字幕など漢字が少なくて、カナの多い文章の方が読みにくくなります。しかも、このような漢字の少ない文章を書くと言いたいことがなかなか相手に伝わらないときがあると気付きます。
それに、漢字を覚えるにつれて読書が楽になります。能動的な読書(読みながら単語を辞書で調べて勉強する)だけでなく、受動的な読書(辞書を引かなずに読む)もできるようになります。グラサン

決して、漢字の勉強に意義を見い出して私は漢字が好きになってきました。


2. 段々ニュアンスが理解できる。

小説やライトノベルなどを読み始めた頃の私を思い返すと明らかになるのは漢字が不足していたことです。読んでいた文章が分からなかったわけがありませんが、ニュアンスを掴むことが殆どできませんでした。それは、漢字の知識はまだ低かったのです。

例えば、初級者は最初に「みる」と言う単語を勉強し、この動詞は「見」と言う漢字に該当して勉強します。

でも、時間が経つにつれ新しい漢字を読めるするようになり、日本語はそんなに簡単じゃないと知らされます。実は、コンテクストによって使える漢字も違います。
又、「みる」と言う例を挙げれば、コンテクストによって「見る」だけでなく、「観る」、「視る」、「診る」も存在していますね。扱っている話題によって、ある漢字が使えない場合があって、両方使える場合もあります。びっくり

こんなニュアンスに気づいたとき複雑に見えましたが、それは日本語の醍醐味でもあると確信を持って一段と漢字の勉強に打ち込みました。


3. 努力が実るにつれやる気に。

読める本が多くなってモチベーションも上がるに違いません。ウインク

漢字の勉強には、最初の600、700字を覚えるのは一番難題だと思います。なぜかというと、漢字を必死に覚えようとしても、さっぱり読めない文章は山ほどあるのです。

毎日、毎日、勉強しても読みたい本が読めなくて疲労困憊が溜まってしまいます。もちろん、子供用の本を読むことができますが自分がもう子供ではあるまいし、好きな読書に挑戦したがっていますね。漢字の勉強には努力の成果が現れるまで時間がかかるので、相当の忍耐がいります

ですが、誰しも諦めずに漢字の勉強に全力を尽くし続けて、きっといつか「頑張って勉強しただけのことはあった」と言えるようになれると思います。

私にとっても最初の数百字の漢字の勉強は苦い薬でしたが、興味のある本が読めるようになった満足感は忘れられません。今になっても後悔は一切ありません。ラブ

漢字の勉強が進んだら読みたい本が読めるようになり、モチベーションが一気に上がって勉強の継続が少し楽になります。それに、私にとって漢字への興味もあのときに強まりました。もっと漢字が覚えたくなったからこそ真剣さが増したと思います。

3年の間に漢字を1500字覚えて、大学を卒業しましたが、どうしても常用漢字が好きで全部知りたくなって独学で勉強を続けると決心しました。

今のところ漢字の勉強を始めてから9年が経って、2136字の常用漢字にとどまらず、数百字の漢字も勉強しました。しかし、未だに分からない漢字がまだあります。笑い泣き


4. 漢字の必要性

私の経験を初級の学習者に還元できるのなら漢字は日本語に欠かせないと伝えておきたいです。
「漢字は無理、会話だけに集中するぞ」と思う人はどうしても間違っていると思います。なぜかと言ったら漢字が読めなかったら日本の文化の一部に触れないと言っても過言ではありません。

もちろん会話上、漢字を読めなくても全然平気なのですが、日本にいると漢字が到る所に書かれていてお店の商品、博物館の表記、観光スポットのパンフレット、レストランのメニューに自分の言語も書かれている保証がありません。特に田舎の方へ移動したら。

せっかく日本語が話せますが漢字の勉強をサボって何も読めないってもったいないじゃないですか自分で自分の首を絞めているようなものではありませんか。キョロキョロ

漢字の必要性を思い知って読めるようになり始めてから本当に漢字が好きになりました。漢字で知見をどんどん広げて、日本についての知識を掘り下げることがより可能になります。


まとめ

・漢字を勉強すればするほど、読める文章が多くなって自分で書く文章が相手に分かりやすくなる。

・漢字の勉強で把握できなかったニュアンスが理解できるようになる。

・自分の努力が実り始めるとモチベーションが上がって満足感を覚える。

・日本にいて漢字が読めないと知見することが限られている。

思いついたままのこの4つの理由で漢字の勉強が好きになりました。タイムスリップができるものなら、9年前の私にただ「諦めないで」と伝えたいと思います。やり甲斐があったのです。ウインク

皆さんはどうでしょうか。漢字は好きですか。苦手です。

長いお話になってしまいまして申し訳ありません。ここまで読んでくださってありがとうございます。

またね〜お願い