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夫が借金残して倒れた日から

2021年2月、夫は借金を残したまま倒れ、寝たきりとなってしまいました。その後高度障害認定により借金完済。そして2022年6月永眠。いろいろな思いや、生活のこと、お金のこと。忘備録を綴ります



電話に出た占い師は明るく爽やかな声の女性

生年月日や名前は聞かれなかったけれど
何で悩んでいるかを詳しく聞いてきた

霊感で透視されるわけだから
何も言わずに悩みがわかるのかと思ったけれど
そう言うわけではないらしい

私はまず夫が倒れたことと
借金のことを話した

借金は銀行からだけじゃなさそうだけど


と言われた

サラ金からも借りている話をしたら
弁護士に相談すると、減額の手続きなどができるとアドバイスをしてくれた

それは、もう相談してるんですけど
返済の目処が立たなくてと言うと

うーん、それは9月かな、それくらいには

解決しそうだけど。。とのこと


少し沈黙があって



「こんなこと言って申し訳ないけど」と言われて、少し身構えた

「ご主人と離婚はできないかしら」

え?

離婚?

そんな事はまったく考えてないことなので
全否定する

「ご主人ね、真っ黒なんです」

真っ黒??

「この方、すごく運も悪いし
考え方も甘くて、本当にダメ
真っ黒に見えるんです

ご主人がこうなったのも
ご主人自身の運の悪さと、自業自得なところもあるんです

mokoさん自身のために
ご主人から離れたほうがいいですんけどね」


衝撃的だった

真っ黒とは


「申し訳ないけど
ご主人はこの先回復しないと思います」

それは…感じていた

「この先もmokoさんは、ご主人の洗濯物などのやりとりで病院に向かう姿がみえます
しばらくそういう生活」

「そのmokoさんに笑顔はないです」



そうなのか…



「mokoさん…今までも結婚して、今までも

あまり笑顔が見えない

ご主人で苦労されたのでは?」


幸せな時もあった


私は夫に愛されている自覚もあった



ただ、夫は…この世の中で生きていくには

不器用すぎただけだ


それによって、私が苦労したのはたしかで

それをどうにかしようとはしない夫だった


だけど…


私は夫と出会えたことは幸せなことだと

そう思っている



「笑顔を取り戻すためには
ご主人から離れたほうがいい
間違っても家で看るなんてことは考えないで
mokoさん、壊れちゃう

離婚できないのなら、ご主人のことは他の方に任せられないかしら」



他の人には任せるつもりはない

いろんなことが見えてきたのか
占い師は饒舌になってくる

「お子さんたちに、お金のことを依存したらダメですよ。
2人とも実家でお金のことで苦労したイメージがあると
独立したあとも家によりつかなくなる。
そんなのが見えます

だから借金のことでお子さんを頼るのはやめてくださいね」

たしかにそうだ



「もし、離婚できず、他に頼る方法がないのなら

せめて病院に通う時以外はご主人を忘れて過ごすようにしてください」



それで占いは終わった



衝撃だった



そして、泣けてきた



なぜかというと


真っ黒だと言われ

ダメな人だと言われたことに


反論ができなかった自分



そんなことありません、とは言えず

そうなのかもしれないと


そう思ってしまった



泣けてきた



なんでこんなことになってしまったのだろう