7月14日
PM15:45
鉄
「涼ちゃん、今日仕事終わったら暇やし心霊スポット行かん?」
涼
「まじで?いいね、行こ行こ!」
涼の即答の理由は、幽霊やオカルトが苦手な鉄が珍しく誘ってきたからだ。
その日、涼は仕事中に客相手の対応に手痛いミスをおかしかなり凹んでいた。
それを察した鉄が、励ましがてら怖いもの好きな涼を誘ったのだ。
その好意に感謝と同時に、やはり好奇心がくすぐられた涼に断る理由などなかった。
涼
「んじゃついでに良子も誘ってやる?」
鉄
「そやね。3人で行こうか!」
良子とは、鉄と涼とは違う部署で働く、2人の数年後輩にあたる女の子だ。
3人はよく仕事あがりに、一緒にお茶を飲んだり一服しながら色んな話をするほどの仲だった。
涼は良子にメールを送った。
《今日仕事終わったら心霊スポット行こうぜ。もちろんオマエの車で!どうせ暇やろ?笑》
5分もしないうちに返信があった。
《なんでアタシの車なん!?まぁ、しゃーなしだよ!笑》
これで3人での心霊スポット巡りが決まった。
鉄と涼のテンションは上がり、仕事終了を待つばかりだった。