日常的な生活からイメージできる英単語で英語脳に慣らしていく段階が終わったら、いよいよ第2段階です。
では、またもやクイズから参ります。
「pedestrian」の意味は何でしょう?
知っている方、これまた私の力は必要ありませんね。
自力で偏差値70以上目指せます。
知らない方。
大丈夫です。
私と同じでいたって普通の人です。
では、答えですが「歩行者」になります。
和製英語の言い方をすると「ぺデストリアン」となります。
みなさんは「ぺデストリアンデッキ」という言葉を聞いた事がないでしょうか?
いわゆる「歩行者専用通路」のことで、大通りの端から端を橋のように移動できる通路ですね。
ここでもイメージ記憶はできますね。
ですが、より記憶にターボをかけましょう。
その方法は・・・「pede」+「str」+「ian」・・・つまり、・・・
語源分解法
です。
語源分解法はけっこう有名な学習法ですよね。
でも、イメージ記憶法の後がベストです。
というのも、語源分解法のなかでもイメージ記憶法を併用できるからです。
それに、英語脳になっていない状態で行うと、ストレスが生まれるので、少しでも抵抗感を取り除いて勉強したいことも理由の1つです。
再び「pedestrian」に話を戻しましょう。
「pede」・・・足
「str」・・・・道
「ian」・・・・人
つまり、「pedestrian」は「足を使って道を歩く人」になります。
だから「歩行者」なんですね。
ちなみに、「英単語編①」で例に出した「stalk」に「er」をつけると「ストーカー」になることをお話しましたが、「er」も「人」という意味があります。
語源学習法では3つの専門用語がありますので、参考までにお伝えします。
接頭辞・・・「pede」・・・足
語幹・・・・・「str」・・・・道
接尾辞・・・「ian」・・・・人
語源学習法をしているうちに、自然と覚えることでしょう。
余談ですが、私が語源学習法に気づいたのは高校時代、図書室から借りた森鴎外著『ヰタ・セクスアリス』の記述にありました。
ちなみにこの本は、森鴎外の自伝的な小説と言われており、森鴎外は東京帝国大学(現:東京大学)出身の医者です。
以下、引用しますね。
寄宿舎では、其の日の講義のうちにあつた術語だけを、希臘拉甸(ギリシアラテン)の語源を調べて赤インキでペエジ(ページ)の縁に注して置く。教場の外での為事(しごと)は、殆(ほとん)どそれ切(それっきり)である。人が術語が覚えにくくて困ると云ふ(いう)と、僕は可笑(おか)しくて溜(た)まらない。何故(なぜ)語源を調べずに、器械的に覚えようとするのだと云ひ(いい)たくなる。
高校時代の私は、「なるほど~」と思い、挑戦した訳です。
森鴎外は誰もが認める有能な人材でしたが、私にもそれはできました。
でも、私は有能ではありません。
偏差値38~52ぐらいの塾生さんたちも語源学習法は可能でした。
単なる勉強法の1つだというのが事実です。
さて、語源学習法ですが、やみくもに覚えればよいというわけではありません。まず始めに学習(マスター)するのは、
Brownの「14 master words」
になります。
| 英単語 | 接頭辞 | 意味 | 語根 | 意味 | 単語の意味 | |
| 1 | precept | pre- | 前に | cept | 取る | (前もって取る、警告する) ⇒処世訓、教え |
| 2 | detain | de- | 離れて、下に | tain | 持つ、保つ | (離れて押さえつけておく) ⇒拘留する、留置する、拘束する |
| 3 | intermittent | inter- | 間に | mit | 送る、投げる | (間に投げ入れられたもの) ⇒断続的な、時々途切れる |
| 4 | offer | ob- | ~に対して | fer | 運ぶ | (~の方へ運ぶ) ⇒提供する、申し出 |
| 5 | insist | in- | ~の中に、上に | sist | 立つ | (~の上に立って譲らない) ⇒主張する |
| 6 | monograph | mono- | 1つの | graph | 書く | (一つのことについて書かれたもの) ⇒(単一分野をテーマとする)研究論文、単行書 |
| 7 | epilogue | epi- | ~の上に | log(y) | 言葉、学問 | (上につけ加えられた言葉) ⇒結末、結びの言葉 |
| 8 | aspect | ad- | ~に向かって | spect | 見る | 側面 |
| 9 | uncomplicated | un- | ~でない | ply | 折る | (一緒に折り重ねなれていない) ⇒複雑でない、単純な |
| com- | 共に | |||||
| 10 | nonextended | non- | ~でない | tend | 伸ばす、引く | (外に広がっていない) ⇒延長されていない |
| ex- | 外に | |||||
| 11 | reproduction | re- | 再び、 | duct (duce) |
導く | (再び前に導かれたもの) ⇒複製品、再生産 |
| pro- | 前に | |||||
| 12 | indisposed | in- | ~でない | pose | 置く | 気が向かない |
| dis- | 離れて | |||||
| 13 | oversufficient | over- | 越えて | fic(t) | 作る、なす | (十分になされた状態を越えている) ⇒過剰の |
| sub- | 下に | |||||
| 14 | mistranscribe | mis- | 誤った | scribe | 書く | 誤まって向こうに移して書く ⇒誤って書き写す |
| trans- | 越えて |
理論上は、この14語中にある34ワードのパーツをマスターすることで、14000語の英単語を習得することができます。
実際にマスターした人がいるかは定かではありません。
ちなみに、私CIMAはマスターしなくても早稲田大学ならば合格しています。
おそらく、東大や京大もそうだと思いますが、2000語~3000語をマスターすれば大丈夫ではないかと思います。
何はともあれ、語源学習法の最大の長所は・・・
未知の単語が英文中や選択肢に出てきても、類推が可能になる
ということです。
ちなみに、
未知の単語の類推は、語源ともう1つある方法を使うと、ほぼ100%解決
できます。
その方法は、文法編にブログ更新進んだら、お話したいと思います。