モツレクとコンクール | 乃村八千代のうたう猫ブログ

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まだ6月やけど、せっかくなので更新しよ。

 

モツレク

ご縁がありまして6月8日、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の演奏会でモツレクの合唱歌わせていただきました。

ユベール・スダーンさんという指揮者、PACでは10回振ってらっしゃって今回が最後だそう。

このスダーンさんのモーツァルトが本当、

 

「これよ!モーツァルトって!!!」

 

って思わせてくれる作り方で、大変楽しく歌えました。

2年前にドイツ、オーストリアで歌わせてもろたモツレクに似た、ヨーロッパ臭のする音楽のスイング感が最高でした。

オケにも合唱にもそのスイング感を共有することを徹底してらっしゃった。ちょっとでも楽器が歌わないと止めて「なんで?」って顔するし、合唱にも常に「too loud…」って仰ってた。

デカイ声出しゃいいってもんじゃないんだよ。ほんとその通り。

本番ではもちろん本番の魔力も魔物もいますから練習通りのテンポじゃないしイケイケになっちゃうところもあるけど、とても良い演奏だったと思う。久しぶりにモツレクの合唱歌いたかったから、それがスダーンさんの指揮でよかったなーと思える演奏会だった。

 

そして、

コンクール

これまた先日、コンクールの予選を受けてきました。

残念ながら通過ならずだったんですが、良い経験になりました。

オバハンになっても出来る限り前に進みたいもんです。

今回のコンクールは普段歌わないオペラアリアを、しかもフランスの作品を選びました。

Gustave Charpentier(お菓子屋さんやないで)作曲の

オペラ「ルイーズ」より、”その日から”というアリア。

彼と駆け落ちして暮らし始めたルイーズが、モンマルトルの窓辺でパリの景色を眺めながら愛が炸裂して

幸せだわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

と歌うアリア。

これがまたえらいキレイでエロい旋律、さすがフランス人やなと感動してしまう音楽です。

 

コンクールでは私的には歌えたと思っていました。

でも他の出場者がすごかった。

度肝を抜かされた若い子もいました。

あ〜、世代交代やわな…と思いました。

若い世代がばりばりびりびり響く声で歌ってる。

私は私でベストを尽くしたけど、彼らの勢いには勝てんな。

もちろん、若さあふれる勢いとは違う部分で勝負したつもりだったのですが、今回はあえなく敗退。

演奏を聴いて下さってた方々がとても良かった、音楽を楽しんでいたと言ってくださったのが幸いです。

年齢制限のあるコンクールはこれでおわりかなー。

また来年は年齢制限のないコンクールでてみよかな。

 

もったいないから8月31日の門下発表会でもう一度、ルイーズ歌ってやろうと思います。