現在の景徳鎮製品で一番人件費がかかっているのが染付の絵付けです。

養成しやすい上絵職人からのベロ藍転用職人は多いのですが、呉須扱いできる本物の染付の職人は

養成が難しく経験の積み上げに年数がかかるので職人そのものが非常に少なく、小雅、旧ホンハイなど限られた窯で

専門に作られています。工業用の台湾土か本地土化の違いに加え、上絵職人のベロ藍か本呉須職人の染付かも物の良しあしや

その後の価値に響いてきます。

 

前置きが長くなりましたが、絵付師がブルーオニオン等の作業で忙しすぎで手が足りないことからライン効率化のためいよいよ絵付けの無い作品の製作に入りました。土や釉薬の貴重なものを手に入れては作っていくシリーズでこれも生産数が有限極まりないものです。絵付けが無い分結果的に安くなる現象が起きてきます。

 

そこでこれまで絵付けのものが高額だったり、争奪戦でなかなか組み物に出来ないという声が多かったことから

まずは組み物優先にして出していく予定です。組から端数で余ったものを最後にペアか単品で出していきます。

素材が高いのである程度高額ですが、これまでの絵付けのもの一客の価格で何個か買えるようになります。

景徳鎮の歴史的な珠玉の釉薬を焼き上げていきます。

 

尚、6万以下のものはほぼ会員、ユーザーからの紹介の方にお渡しする予定で、それ以外は自己紹介のあった方で安心できると思った方だけに限定します。多くの方に使って頂く意味がほとんどないうえに、多忙になると研究時間や指導時間が無くなるのでそうさせていただきます。