先日の英国人?(記事は見てない)のTwitter投稿画像からよい胎を瞬時に選べという課題。
3年ぐらい私たちのブログを読んでいればできるようになる話でした。
まず英国他のあの手の陶磁器のほとんどが型物ということ。
型物の見方書きました。
型物と総手工とではメーカーの常識では使う土が変わること。
これも書きました。
型ものは薄手のものが多く、焼成変形しやすいのでできるだけ
安定する量産用の調整された工業土であることも書きました。
総手工に使う土は伝統工法のものが多いということも。
つまりカップのフォルムから総手工を拾えばよいのです。
総手工のティーカップのフォルムの決定的特徴。
同じくポットの特徴はやはり書きました。
以上の点から総手工のカップのフォルムは画像中では一点だけ。
ものすごく目立ってます。
そのカップの胎が必然的に近代工業用の土とは質も変わるし作業工程も丁寧になります。
量産でないことから窯や炉内での不純物汚染も少ないというわけです。お茶の味も当然変わってきます。
この選別を私たちプロはだいたいあの量で3秒ぐらいで終わらせます。