相手に会えることはおろか
一切の関わり合いも持てないサイレント期間。
男性レイは連絡手段の全てを遮断してくる為
直接連絡を取ることがままならなくなってしまい
「サイレント」という文字の如く
完全なる無音の状態が続いていきます。
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例え、何らかの方法を見つけて
男性レイへの連絡を試みたとしても
冷たく無視をされてしまうか
女性レイの心を鋭く傷付けるような
言葉の刃しか返ってはきません。
それでも、女性レイは男性レイへの想いを
消してしまうことは出来ないはずです。
やがて、男性レイを追い掛ける行為を手放し
表からは見えない場所に立ちながら
男性レイを取り巻く世界を見守ります。
連絡手段の全てを遮断されるとはいえ
女性レイには何かしらの道標が与えられています。
その道標を辿っていくことによって
相手の現実世界を間接的に確認することが出来ます。
男性レイもまた
女性レイと同じようにある道標を頼りにしながら
女性レイを取り巻いている世界を間接的に確認します。
このように
ふたりとも相手からは決して見えない立ち位置で
お互いの現状を静かに見守り合っていきます。
これは、壮大な宇宙より贈られた
ふたりの愛の確認スペースとなるでしょう。
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確認のスペースにおいて
ふたりはお互いに現状報告をし合いますが
それが相手の元へ届いているかどうかを
すぐには明確に理解することが難しくなります。
それでも、ふたりは報告を止めません。
次第に現状報告以外でも
自分の胸の内を示し合うようになっていきます。
最初は不確かなものしか感じられなくても
少しずつ、相手の真の気持ちが伝わってくるでしょう。
これこそが、厳しいサイレントを乗り越える
心の支えとなってくれます。
確認のスペースで現状報告をしてあげて下さい
貴女の愛をそっと呟いてあげてみて下さい。
貴女のレイは必ず気が付きます。