食欲や口腔機能の低下などによって１回の食事量が減ってきたという人は、間食の回数を増やして１日のエネルギー摂取量を補うようにしましょう。
間食には、エネルギーとタンパク質を摂取できる乳酸品、卵、豆類がおすすめ。油を多く含みエネルギーの確保ができるクッキーやチョコレート、パンも適しています。
例えば、普段のおやつを「煎餅とお茶」から「あんパンと牛乳」の組み合わせにするだけでも栄養価はかなり変わります。
牛乳は脂質が多くカロリーが高いうえにタンパク質やビタミンＤが摂れ、水分補給にもなります。
あんの原料である小豆にはタンパク質が豊富に含まれています。
間食によって血中のアミノ酸濃度の変動が抑えられる（食事と食事の間にアミノ酸濃度が下がらない）とタンパク質合成能も高くなるので、この組み合わせのおやつは高齢者にとって最強といえるのです。
おやつはどら焼きでもＯＫ！牛乳を豆乳に置き換えるなら、脂質が多くビタミンＤが摂れるタイプの調整豆乳にしてくださいね。