フレイルとは

高齢期になり心身の機能や活力が衰え虚弱になった状態を「フレイル」と呼びます。このフレイルは要介護予備軍として注目されています。

虚弱(Frailty)→フレイル

①中間の時期(健康と要介護の間)

②可逆性(様々な機能を戻せる)

③多面的(色々な側面)

社会的フレイル閉じこもり、困窮、孤食 等

心理的・認知的フレイルうつ、認知機能低下 等

身体的フレイルロコモティブシンドローム、サルコペニア 等

●フレイルは健康と要介護の中間状態で、要介護となる危険性が高まるだけでなく、健康寿命を達成できる割合が低くなるといわれています。

●多面的な特徴をもち、身体の衰えだけでなく、心や社会性の衰えも含まれます。

●フレイルの状態を加速させるものが筋肉の衰え(サルコペニア)です。

フレイル・ドミノ

ドミノ倒しにならないよう!

社会とのつながり→生活範囲→心→お口→栄養→身体

社会とのつながりを失うことがフレイルの最初の入口です。

●特に、社会性の低下(人とのつながりが少なくなったり、食事を独りでとる等)が負の連鎖となり、フレイルから要介護へドミノ倒しになる流れを「フレイル・ドミノ」といいます。

●だからこそ、より早く気づき、継続的に頑張れば機能を戻し、維持することができます。

栄養 食・口腔機能

①食事(たんぱく質、そしてバランス)

②歯科口腔の定期的な管理

身体活動 運動、社会活動等

①たっぷり歩こう

②ちょっと頑張って筋トレ

社会参加 就労、余暇活動ボランティア等

①お友達と一緒にご飯を

②前向きに社会参加を

●身体や心のささいな衰え(前虚弱=プレフレイル)に早く気づくことが大切です。

●フレイルを予防し健康寿命を達成するためには、「栄養(食とお口の健康)・運動・社会参加」という3つの柱が重要です。

●3つの柱に注目して、日々の生活を見直し、生活機能の維持・改善に取り組んでいきましょう。

●要介護の状態にならないたねに、このような心構えをもって生活していくことが大切です。