学校の帰り道。

私はこぼれ落ちる涙を必死で拭いながら、1人で歩いていた。

私は学校でいじめられている。
理由は、私が男子によく告られるから。
なんでそんな理由でいじめられるのかわからない。
私なんかに告る男子の気持ちもわからない。

なにも、わからない。

毎日無視されたり、足を引っ掛けられて転ばされたりする。
正直辛い。

死んでもいいかな、と考えることもある。

ー。

泣いてフラフラと当てもなくさまよったからか、
いつのまにか大きな洋館の前に立っていた。

古い洋館だったけど、案外外面が綺麗だった。

「…ここって…噂の幽霊屋敷…?」

思わずそんな言葉が漏れた。

「幽霊がでる洋館がある。」

クラスメイトがそんな噂をしているのを耳にしたことがある。
もしかして、ここが…?

入ってみようか…?

ふと思い出した噂。

「入ったら、二度とでられない」

そんなことも言っていた。
二度とでられない? どうだっていい。
死んでも構わないのだ、私は。

ならいいや。
そう思って私は豪華なドアノブに手をかけた。


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