まだ名前も決まっていない新しい国立競技場ですが、計画が白紙撤回になりました。
一から決めなおし、半年ぐらいでまた計画を再スタートするらしいです。
間に合うのかという不安が無くもありませんが、何とかなると見て撤回されたのでしょうからそこは気にしないでおきましょう。
そもそもこの騒ぎは何が問題だったのでしょうか。
値段が高い、というのもよく言われます。
しかし私は値段が高いのは気にしていません。
いいものができるなら、確かに2600億は高いと思いますが、相応のいいものができるなら気にしないでいいと思うのです。
私が気になるのは、もともとの計画のことです。
1300億で建ててくれという形で計画を公募し、白紙撤回された案が通ったわけですが、それが2600億に膨らんでしまった。
そこで気になるのは、2600億で建てると言う計画なら、ほかの業者はどういう案を出してきたかということです。
ぴったり1300億ほどでできる正確な案を出した業者の場合、その計画は1300億円の価値の物になるでしょう。
一方、どんぶり感情で数倍になるような値段の計画の場合、1300億ぴったりの物よりいい案なのは当然です。値段が数倍なのですから。
要するに、撤回された案を通した場合まじめに1300億円でできるような計画を建てた業者が馬鹿を見る形になるのではないかということです。
もしそうなら、あまり面白い話ではないといえます。
実際のところどうなのかは分かりません。
他所の案でも、大体同じぐらいに膨れ上がった可能性もあります。
そもそもなぜ今回の案がこれほど膨らんだのか、そこから疑問です。
建設費用そのものが高騰したせいだと業者は主張していますが、そんな何倍にも膨れ上がるというのはあまりにも不自然だし、一割二割りならともかく倍になる話しなら見抜いて対策を立てるのもプロの仕事でしょう。
なんにせよ、前の案は問題山積みでしっくりこない物だったので、今回の白紙撤回はおおむね評価すべきことではないでしょうか。
